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フラグシップ“A1”の名を冠して登場

デノン、SACD再生も可能なフラグシップBDプレーヤー「DVD-A1UD」を発売

公開日 2008/12/03 12:12 Phile-web編集部
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デノンは、Blu-rayディスクのほかにもSACDやDVDオーディオなどの再生にも対応するユニバーサルドライブを搭載したBDプレーヤーのフラグシップ「DVD-A1UD」を2009年1月下旬に発売する。価格は税込で546,000円。


DVD-A1UD
本機は同社プレーヤーのフラグシップモデルに冠されてきた“A1シリーズ”を継承。ユニバーサルDVDプレーヤー「DVD-A1XV」の後継として登場する。自社開発によるドライブは、Blu-rayディスクのみならず、SACDやDVDビデオ/オーディオ、CDなど様々なディスクの再生に対応する。カラーバリエーションはプレミアムシルバーとブラックの2色が揃う。本機が高画質・高音質再生を実現するために搭載された機能、採用されたスペックを紹介して行こう。


ブラックモデル
■DENON LINKが進化 - HDMIによるデジタル音声のジッターフリー伝送を実現

デノン独自のデジタル伝送規格である「DENON LINK」が第4世代に進化し、本機に搭載された。第3世代へ進化した際にはSACDのDSD伝送を実現したDENON LINKだが、最新世代のバージョンでは、BDディスク再生時に、AVアンプのDAコンバーターを動作させるマスタークロック信号をDENON LINK経由でプレーヤーに返送し、機器間相互に同一のクロックを共有しながら集積回路を動作させることが可能になった。これにより、BD再生時にジッターフリーのデジタル音声伝送を実現している。本機能については、同じくDENON LINK 4thに対応する同社製AVアンプとの組み合わせにより楽しむことができるようになる。現行発売中のモデルについては、「AVP-A1HD」「AVC-A1HD」がプログラムアップデートによりDENON LINK 4thへの対応が予定されているという。また、今後発売される同社のAVアンプ上位機種でも搭載を予定しているとのことだ。

■2chアナログ専用回路にフルバランス伝送回路を搭載

2chアナログ専用回路を搭載し、DAコンバーター自体がバランス構成となるフルバランス伝送回路が搭載された。同社のセパレートAVアンプ「AVP-A1HD」「POA-A1HD」との組み合わせにより、プレーヤーのDAコンバーターからパワーアンプの増幅段まで、完全なバランス伝送が可能になる。

■内部構造とメカニズム

徹底した防振構造を実現するため、「Direct Mechanical Ground Construction」を採用。振動体は可能な限りグランドの近辺に配置。ボトムに配置した新メカニズムとともに、構造のレベルから制振性が高められている。安定したディスク再生を実現するため低重心化を徹底するとともに、機械的アースを確保。電源トランスは鋳鉄製のインシュレーター直近に配置することで、振動をグラウンドへ逃がし、不要な振動の伝搬とノイズ流出を防いでいる。サイドパネルには高比重素材BMC(Bulk Mold Compound)を採用。また天面は2層、底部は3層構造のシャーシを用いた異種素材構造としている。

内部のブロック構成は、電気や磁気による相互干渉を防ぎ、高画質・高音質を実現するため7つのブロックに分割されている。


「7ブロック構造」を採用

BD/SACD/DVD/CDなどの再生に対応したオリジナル・ドライブメカの最新バージョン「アドバンスド S.V.H」を搭載
本体にセンター配置されたドライブは、オーディオプレーヤーのフラグシップ「DCD-SX」(関連ニュース)と同じく、デノンのコア技術により完成されたオリジナル・ドライブメカの最新バージョン「アドバンスド S.V.H(Suppress Vibration Hibrid)メカニズム」を採用。本機にはさらにBDの再生にも対応した、新規開発のユニバーサルメカニズムを搭載する。メカケースには亜鉛ダイキャスト、メカブラケットには1.6mm厚の重厚な構造を採用。さらにトレイ部も薄型のアルミダイキャストとし、裏面には銅板も貼付けることにより、優れた制震性と外部から受ける振動への強い耐久性を合わせて実現している。

ドライブ部の静粛性を高めるための諸技術も投入された。重量級の2層鋼板カバーによりメカノイズの漏れを低減。ローディングメカの動作環境についても、高研磨スチールシャフトとベルトドライブが採用されており、開閉動作時のノイズも低減されている。トラバースメカにはフローティング・ダンパーを採用し、不要振動を低減している。またドライブ部の他にも、全体の静粛性を向上するために空冷用の大型ファンも2個搭載されている。

次ページ高画質・高音質再生のための機能も充実

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