トリプルチューナー搭載で「地デジ見ながらW録」を実現
東芝、“REGZA”の新フラグシップ「ZX9000/Z9000」シリーズを発売 - LEDバックライト制御を高精度化
録画機能では、地上デジタルチューナーのトリプル化を実現。ひとつのチューナーで自由に選局しながら番組を見て、残る2つのチューナーで時間帯の重なる地デジの放送がW録できるようになった。B-CASカード1枚では最大2つのチューナーでのデジタル放送同時録画が限界だったため、ZX9000シリーズには合計2枚のB-CASカードを挿入できる仕組みとなっている。なお、BS/110度CSデジタルチューナーは従来どおり2基を、地上アナログチューナーは1基を搭載している。なおBS・CS放送のみのトリプル対応(視聴+W録)は不可となるが、地上デジタル放送を見ながらBS・CS放送をW録することも可能だ。
後述のZ9000シリーズとともに、外付けUSB HDD、ならびにLAN HDDへの録画機能は全モデルが同様に対応する。USB HDDについては新たに最大4台までの同時接続が可能になり、USBハブを使って手軽に外部HDD容量の強化が行えるようになった。例えばハブを使って1TBのUSB HDDを4台まで接続して、合計4TBの外部ストレージを持たせることも可能だ。LAN HDDは最大8台まで同時接続できる。
なお今回は東芝から“REGZA純正のUSB HDD”となる「THD-50A1」も11月下旬より発売される。本体には2.5インチの500GB HDDを搭載。USBバスパワー駆動に対応しており、静穏設計・耐衝撃構造を採用。コンパクトなサイズで高級感を持たせた仕上げとしている。ハブで接続する際にはオプションのACアダプターによる電源供給が必要になる。
リモコンもデザイン性と使いやすさを高めた「レグザリモコンII」に変更。本体配置の操作キーはすべてプラスチック製として、高級感と使いやすさを高めている。透明素材を使い、裏面から印字することで、文字の視認性が高まった。十字カーソルキーは操作性を重視し、四角いボタンに変更。頻度の高い左右ジャンプカーソルキーも大きく配置している。本体下部をスライドさせて開くと録画ボタン等が配置されており、開いた状態でも本体から扉がはみ出さないようなデザインとしている。将来的なBS放送局の増加を見越して、BSのチャンネルダイレクトボタンは省略されているが、新たに「番組説明」のダイレクトボタンが追加されている。
IPTV機能は「アクトビラ ビデオ・フル」のほか「ひかりTV」や「Yahoo! Japan」の動画サービスにも対応。さらにDLNAやDTCP-IPにも対応している。REGZAに対応したDTCP-IPサーバーに録画内容をダビングして、他のDLNA対応テレビで再生することもできる。
HDMI入力は4系統を搭載。Ver.1.3a対応、1080/24p・60p入力に対応している。レグザリンクやHDMI CECによるコントロール機能にも対応し、ヤマハのYSPシリーズなどと連携して、EPGの番組情報を参照してジャンルことに最適な音声モードに自動で切換える機能も加えられている。またヤマハのシステムとの連携については、シネマDSPのサラウンドメニューの一部、ヤマハ独自の自動音量調整システムのON/OFFがレグザのリモコンからも制御できる。
全体のデザインはZX8000シリーズを踏襲しつつ、パネルのグラデーションをマイナーチェンジし、より黒色の濃度を高めている。スタンドはZX8000同じリーフデザイン。テレビのフレーム前面からスピーカーを隠し、シンプルデザインと高音質を実現した「インビジブルスピーカー」を採用している。
Z9000シリーズ/11月中旬発売
・55Z9000(55V型)/¥OPEN(予想実売価格47万円前後)
・47Z9000(47V型)/¥OPEN(予想実売価格37万円前後)
・42Z9000(42V型)/¥OPEN(予想実売価格30万円前後)
・37Z9000(37V型)/¥OPEN(予想実売価格25万円前後)
ZX9000からLEDバックライトと内蔵HDDを省略したフラグシップシリーズ。Z9000シリーズは55/47/42/37Vの4モデルを揃え、いずれもIPS方式のフルHDクリアパネル液晶を搭載する。デザインはZ8000を継承。ブーメランスタンドを採用している。
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