商品戦略も語る
新スマホ「HTC Oneシリーズ」の魅力をHTC社幹部が説明 − 「Beats By Dr.Dre Audio」技術も搭載
また、HTC One XとHTC One SではF値2.0のレンズを採用。最新鋭のHDR機能も搭載したことで、暗所や逆光での撮影への対応能力を強化している。イベントではiPhone 4Sとの比較サンプルも披露され、その能力に対する同社の自信のほどをうかがい知ることができた。
さらに、任意のタイミングで静止画を切り出しながら動画撮影を続けられる「Video Pic」機能も搭載。動画と静止画の同時記録を実現させた。なお、動画再生時にも任意のタイミングで静止画切り出しが行える。
加えて、独自UI「HTC Sense 4」のなかにDropboxもプリインストール。HTC Oneシリーズユーザーは25GBのストレージを2年間無料で使用できる。ストレージ容量については「8メガの写真を1万枚保存できる計算」(小寺氏)という。
また、Dropboxにその都度アクセスしなくても写真などを探せる独自UIを採用したほか、写真や動画は撮影するだけで自動的にDropboxにバックアップ。「例えば、仮に旅行中に端末を紛失してしまったとしても、写真はDropboxから取り出せる」(小寺氏)とした。
カメラ機能を強化した背景について小寺氏は「2011年、Facebookには450億枚の写真がアップロードされた」と、写真文化が隆盛している現状を挙げる。「特にスマートフォンでは、液晶が大きくなればなるほど写真を友人とシェアする、ビデオを撮影するといった使い方が増えていくだろう。そこに中心をもっていくべきだと考えた」と説明した。
■他社とのスペック競争ではなくユーザー目線の商品作りを
製品開発における理念や戦略については、HTC NIPPON代表取締役社長の村井良二氏が登壇し説明。