商品戦略も語る
新スマホ「HTC Oneシリーズ」の魅力をHTC社幹部が説明 − 「Beats By Dr.Dre Audio」技術も搭載
Q.グローバルモデルのローカライズについての考え方を聞かせてほしい。
A.基本的には市場ごとの要求を入れていくようにしている。日本においてもおいおいそういったものを入れていくことになるだろうが、今のところはHTC Oneの日本投入は未定。今後の予定についても差し控えたい。
Q.参考までに、アメリカでの価格はどれくらいなのかを教えてほしい。
A.アメリカの量販店では一般的にいくつか価格帯の段階があり、一番の売れ筋である199ドルほどを目指して準備を進めている。
Q.日本のスマートフォン市場をどう見ているか。また、今後どのように他社を攻めていくのか。
A.市場がまだピーク値にきていない。去年まではスマホの最初のイノベーター層がメインの顧客層だった。これからはフィーチャーフォンを使っていた客がスマホに乗り換えるタイミングだと思う。非常に大きなところに顧客層のメインが映っていくので、ある程度そこに注力した商品を作っていく必要がある。いわゆる今までの考え方からひとつ脱皮していかなければならないと思っている。
マジョリティを狙っていくのだから、とっつきやすい、使うほどスマホが好きになる商品作りが肝心だと考えている。どうやって使いやすいというメッセージやワクワク、ドキドキ、快感をもたらせるかを軸として考えている。
カメラのスペックなどでなく、クチコミで「HTCのスマホは使いやすい」というのが理想。そこを目指して他社との差別化を図っていく。
Q.当面のライバルはどこだと思っているか。
A.マーケットで強いところは皆さん競争相手だと思っている。特定の名前は申し上げない。
Q.「One」という名前に込めた意味は?
A.お客さんにとって唯一のものという意味。カメラを別に持ち歩く必要がないなど、これを持っていれば全部できるということを表している。