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商品戦略も語る

新スマホ「HTC Oneシリーズ」の魅力をHTC社幹部が説明 − 「Beats By Dr.Dre Audio」技術も搭載

公開日 2012/03/27 17:34 ファイル・ウェブ編集部
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村井氏は同社が掲げる「quietly brilliant」というキャッチコピーを紹介。「あらゆる技術が入ったスマートフォンを、謙虚な姿勢で、本来お客様が使うときの目線に立って作るというのを社是にしている」とし、「スペック競争のための商品でなく、実際にどう使ってどう楽しんでいただくかというのを基本にしてずっと続けている」と言葉を続けた。

村井良二氏

「quietly brilliant」が同社の考え方の基本

また、「お客様中心」「サプライズ」「シンプリシティ」「内に秘めた力」という4点がブランドパーソナリティの軸だとコメント。

ブランドパーソナリティの軸は4点

「お客様に気に入ってもらって初めて商品としての価値がある。売るための商品でなく使っていただくための商品をどう作るか」であったり、「使っていただくなかで日々の小さな驚きを常に与えていく“サプライズ”」を重要視していることなどを説明した。

「シンプリシティ」については「商品開発をしていると、どうしても競合との関係で他社よりどう数字をよく見せるか、スペックを上げるかについ流れてしまう。そこに戒めをもって、使う機能、使わない機能、どうやったら使いやすくなるのかといったことを選別する」ことを意識するための言葉だと説明。「マニアから初心者まで、その人のレベルに合わせたシンプリシティがあると思う。その人たちの要求に応えられるような商品作りをしている」とした。

そして「内に秘めた力」については、「内部に秘めた力をどうシンプルに、謙虚に商品に入れていくか」というコンセプトだと説明。「能力のある人材をどうエンドースしていくかという物作りの考え方でもある」とも説明した。

なお、これら4つの軸は同社社員の考え方でもあるとし、4つのうちどれかの言葉を、各社員が名刺の裏に記載していることも紹介。例えば「シンプリシティ」を選んだ社員の名刺にはシンプルな1本棒が、「サプライズ」を選んだ社員はプレゼントが入った箱の絵が描かれているという。

各社員は名刺の裏側にプレゼント箱の絵などを記載

そして最後に村井氏は「人生にとって最良のことは何か。それは経験することである」とし、「お客様にどうやったら最良の経験をしていただけるかというのが我々の究極のテーマだ」とコメント。「使い方が難し過ぎてお客様が嫌な経験をするような商品は作りたくない。小さなことを積み重ね、どうやったら使いやすいスマートフォンが作れるかを日々考えている」と締めくくった。

■質疑応答

以下、質疑応答の模様をお届けする。

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