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高画質化・高機能化と小型化を両立

ソニー、世界初の「積層型構造」採用の新CMOS「Exmor RS」を商品化

公開日 2012/08/20 18:58 ファイル・ウェブ編集部
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■質疑応答

会場にはCineAltaなど様々なデジタルイメージング製品も展示

以下、質疑応答の模様をお届けする。

Q.以前の決算発表会見で「ソニーのCMOSイメージセンサーは他社に2年先行している」という話があった。改めて他社に先行している部分を教えて欲しい。

A.裏面照射型は他社も出しているが、特にノイズという点では一日の長があると思っている。積層型はまだ他社からも話が出てきていない。おおざっぱに2年と言ったが、それ以上の開きがあるのではないかとも思っている。

Q.6月にはセンサー事業に800億円の投資という話があった。投資額の上積みはあるのか。

A.イメージセンサー市場はスマートフォンを中心にまだ拡大していくと見ている。積層型センサーを作ったことにより、カメラの多様性も広まっていくだろう。それに対してイメージセンサーの供給を増やしていかなければならなくなった場合は拡充していかねばならないだろう。ただし現時点で具体的な話があるわけではない。

Q.Exmor RSの内視鏡への展開見通しについてはどう考えているか。

A.内視鏡にもフィットする部分がある。非常に意味がある。内視鏡用にも積層型センサーの開発を進めていきたい。

Q.個数や売上などの目標を教えて欲しい。

A.数量目標はまだまだ発表したばかりで、商談をやっている最中なので、どれくらいかと言いにくいが、1億個くらいは出していきたいと思っている。非常に厳しい数値だとは思うが13億くらいのマーケットがあるので、市場規模としては狙えると思っている。

Q.内販と外販の比率などはどう考えているのか。

A.センサー全体では社内が20%、外販が80%くらいの割合だと見ている。Exmor RSは商談もまだ始まったばかりなので具体的な割合は答えづらいが、社内の数を上げていくよう頑張っていきたい。

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