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AV事業も営業黒字化

【情報追加】パナソニック、3Q決算発表 − 純損失6,238億円も営業利益は増加

公開日 2013/02/01 16:24 ファイル・ウェブ編集部
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パナソニックは、2012年度4月〜12月期の連結決算を発表した。

■売上高減少も営業利益は前年比3倍以上に

売上高は5兆4,397億円で、前年同期比91%と減少したが、営業利益は1,220億円と、前年同期の395億円から3倍以上の増益となった。固定費削減や材料合理化が寄与した。期間中の営業利益率は2.2%だった。

決算概要

固定費圧縮などの額が売上減を上回った

一方で第2四半期に、ソーラー、民生用リチウムイオン電池や携帯電話事業ののれん代を減損処理したことで、税引前利益は2,694億円の損失を計上。また同期に米国会計基準に基づいて繰延税金資産を取り崩し、法人税などで4,125億円を計上したことなどにより、純損益は6,238億円の赤字となった。2012年度通期の連結業績見通しは10月31日に発表した数値から変更しておらず、売上高は7兆3,000億円、営業利益は1,400億円を見込む。

また、全世界の地域別の売上高でみると、日本が9,172億円で全体の51%を占めた。以下、米州が2,707億円で15%、欧州が1,792億円で10%、アジアが2,157億円で12%、中国が2,187億円で12%という内訳だった。中国では、日本製品不買の影響などもあり減収となった。

地域別の販売状況

決算内容の説明にあたった同社常務取締役で経理・財務担当び河井 英明氏は、今回の決算のポイントを「デジタルコンシューマー商品の販売不振による売上減少」「固定費削減の取り組み等により、営業利益は改善」「事業構造改革費用の減少等により、税引前利益、投機純利益が黒字化」という3点にあるとコメント。また、為替が円安に振れた影響が今期は約30億円ほどだったことなども明かした。

パナソニック河井英明氏

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