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オンキヨーを含めた3社連合へ

米ギブソン、ティアックを買収

公開日 2013/03/29 15:56 ファイル・ウェブ編集部
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さらにオンキヨーとティアックも、2012年1月に資本・業務提携を結んだ(関連ニュース)。オンキヨーとティアックが互いの株式を約10%程度持ち合い、製造・販売・物流分野で連携と協力を行っている。また新規カテゴリ製品やサービスの共同開発や、ティアックが強みを持つプロオーディオ関連製品へオンキヨーが参入することなども計画している。

今回、ギブソンがティアック株の過半を取得することで、オンキヨーとティアックの提携がさらに強化されそうだ。オンキヨー・ティアック・ギブソンの関係について、ティアックの英社長は「3社連合のようなイメージでファミリーとしてやっていけたらと思っている」とコメント。「ギブソンのギターを弾いてTASCAM製品で録音、オンキヨー製品で聴くという方も多いのではないかと思うが、これまでは点でしかなかった。3社がお互いにアドバイスをしていくことでお客様にとってもメリットのある提案ができるのではないかと思っている」とした。

ティアック 英 裕治 社長

ティアック(株)の2012年度の通期売上高は約220億円で、営業利益は6億円を見込む。

ティアック製品はReference 501シリーズなどが並んでいた

ギブソン社は1894年に創業。ギターやアンプ、弦、ストラップ、ピックなどの製造・販売を行っている。年間売上高は約3億ドル程度。

会見会場にもレスポールを始めとしたギターを多数用意

■提携のメリットは? 今後の製品開発はどうなる?

会見では「ティアック、そして英社長の素晴らしいリソースを知って大ファンになった。新たな歩みの始まりだと感じている」とヘンリーCEOが語れば、英社長も「ギターはライフワークで、中学生のころからギブソンを知っていた。一緒に仕事できるのは大変素晴らしいこと」とコメント。その両者は今回の提携のメリットとして、物流拠点の共有、販売チャネルの統合などによるコスト面を挙げる。

次ページ今後の製品開発は? − 両社長によるギターセッションも動画で紹介

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