発売前に新製品群のサウンドをチェック可能
【ヘッドホン祭】オーディオテクニカ、MSR7や初ポタアン、フルデジタルヘッドホンなど新製品を早速披露
ヘッドホン/イヤホン関連のメーカーが集うイベント「秋のヘッドフォン祭2014」が中野サンプラザで開幕した。会期は明日10月26日まで。本稿ではオーディオテクニカブースの模様をお伝えしよう。
■オーディオテクニカ
10月16日に新製品を大量発表したばかりの同社(新製品のニュース一覧はこちら)。今回のヘッドフォン祭では、その新製品群を早速披露した。
いずれのモデルも注目を集めていたが、特に試聴を求める来場者が多かったのは、新ドライバー搭載の“ハイレゾ対応”ポータブルヘッドホン「ATH-MSR7」と同社初のポタアン「AT-PHA100」、そして世界初のフルデジタルヘッドホン「ATH-DN1000USB」だ。
「ATH-MSR7」(製品詳細)(最速レビュー)は、“True Motion”Hi-Res Audio Driver(トゥルー・モーション・ハイレゾオーディオドライバー)は駆動力を高めた専用設計ダイヤフラムと、磁界範囲に合わせて調整したボビン巻き形式のショートボイスコイルを採用。再生周波数帯域は5Hz〜40kHzで、ハイレゾ音源も圧倒的な描写力で再生するという。
また、適所に2つの音響抵抗材(センターレジスター、アウターレジスター)を配置し、自然なサウンドを再現。さらにフランジの空気孔を均等に配置することで空気の循環を妨げず音の歪みを抑えるトップマウントPCB方式を採用している。
ヘッドフォン祭では、ポタアン「AT-PHA100」(製品詳細)(最速レビュー)と組み合わせて試聴を行うことができる。試聴ブースには来場者が多く足を運び、じっくりとその音を確かめていた。
そして「ATH-DN1000USB」(製品詳細)は、“Dnote”技術を採用したフルデジタルUSBヘッドホン。量産品として発売されるのは本製品が世界初となる。
一般的なヘッドホンはデジタル信号をUSB-DACやポータブルプレーヤー側でアナログ信号に変換し、そのアナログ信号を再生する。一方Dnoteでは、デジタル信号にオーバーサンプリングとデジタル変調をかけ、複数のデジタル信号に変換。ここから必要な音声信号だけを選別・抽出し、最適な状態に合成してヘッドホンの4つのCCAW製ボイスコイルにダイレクト伝送して直接駆動する。振動板をダイレクトに振動させられるため、信号伝送時の劣化等を考慮しなくて良いのがメリットとなる。
デジタル技術とオーディオテクニカのアナログの音づくりのノウハウを投入し、ヘッドホン開発40周年目にして新しいことにチャレンジしたオーディオテクニカ。来場者は「ATH-DN1000USB」の音について「これはすごい」「スピーカーで聴いているみたいな音がする」と驚きの声をあげていた。
また、“世界初”プッシュプル機構を搭載したイヤホン「ATH-CKR9」の限定モデル「ATH-CKR9LTD」も出展。CKR9と聴き比べを行うこともできた。筆者が比較してみたところ、両者の違いは高音の解像感や全体の見通しの良さ。CKR9自体がもともと音場が広くスッキリした音調だったが、CKR9LTDは細かなパーカッションがよりくっきりとキマる。またクラシックのピアノはクリアさを保ちつつ空間が広がったような感じを受けた。
■オーディオテクニカ
10月16日に新製品を大量発表したばかりの同社(新製品のニュース一覧はこちら)。今回のヘッドフォン祭では、その新製品群を早速披露した。
いずれのモデルも注目を集めていたが、特に試聴を求める来場者が多かったのは、新ドライバー搭載の“ハイレゾ対応”ポータブルヘッドホン「ATH-MSR7」と同社初のポタアン「AT-PHA100」、そして世界初のフルデジタルヘッドホン「ATH-DN1000USB」だ。
「ATH-MSR7」(製品詳細)(最速レビュー)は、“True Motion”Hi-Res Audio Driver(トゥルー・モーション・ハイレゾオーディオドライバー)は駆動力を高めた専用設計ダイヤフラムと、磁界範囲に合わせて調整したボビン巻き形式のショートボイスコイルを採用。再生周波数帯域は5Hz〜40kHzで、ハイレゾ音源も圧倒的な描写力で再生するという。
また、適所に2つの音響抵抗材(センターレジスター、アウターレジスター)を配置し、自然なサウンドを再現。さらにフランジの空気孔を均等に配置することで空気の循環を妨げず音の歪みを抑えるトップマウントPCB方式を採用している。
ヘッドフォン祭では、ポタアン「AT-PHA100」(製品詳細)(最速レビュー)と組み合わせて試聴を行うことができる。試聴ブースには来場者が多く足を運び、じっくりとその音を確かめていた。
そして「ATH-DN1000USB」(製品詳細)は、“Dnote”技術を採用したフルデジタルUSBヘッドホン。量産品として発売されるのは本製品が世界初となる。
一般的なヘッドホンはデジタル信号をUSB-DACやポータブルプレーヤー側でアナログ信号に変換し、そのアナログ信号を再生する。一方Dnoteでは、デジタル信号にオーバーサンプリングとデジタル変調をかけ、複数のデジタル信号に変換。ここから必要な音声信号だけを選別・抽出し、最適な状態に合成してヘッドホンの4つのCCAW製ボイスコイルにダイレクト伝送して直接駆動する。振動板をダイレクトに振動させられるため、信号伝送時の劣化等を考慮しなくて良いのがメリットとなる。
デジタル技術とオーディオテクニカのアナログの音づくりのノウハウを投入し、ヘッドホン開発40周年目にして新しいことにチャレンジしたオーディオテクニカ。来場者は「ATH-DN1000USB」の音について「これはすごい」「スピーカーで聴いているみたいな音がする」と驚きの声をあげていた。
また、“世界初”プッシュプル機構を搭載したイヤホン「ATH-CKR9」の限定モデル「ATH-CKR9LTD」も出展。CKR9と聴き比べを行うこともできた。筆者が比較してみたところ、両者の違いは高音の解像感や全体の見通しの良さ。CKR9自体がもともと音場が広くスッキリした音調だったが、CKR9LTDは細かなパーカッションがよりくっきりとキマる。またクラシックのピアノはクリアさを保ちつつ空間が広がったような感じを受けた。