有機ELや「脈波センサー搭載イヤホン」なども
タブレット向け4Kや13型8Kディスプレイに加えVR体験も。「Display Innovation」開幕
有機ELではまた、「マルチOLEDディスプレイ」と呼ぶタイプも出展。額縁を透明にすることで繋ぎ目を目立ちにくくし、複数のディスプレイを並べてサイズを拡大できることが特徴で、会場では13.5型を4枚使用して27型での展示を行っていた。有効画素数は2,560×1,440で、「3×3で40.5型 4K、6×6で81型 8Kも作成可能だ」としている。
さらに、折りたたみ可能な「Foldableディスプレイ」もデモ。8.7型/254ppi/フルHDのタイプと、5.9型/249ppi/解像度720×1,280のタイプの2種類を用意し、三つ折り、二つ折りでのデモを披露している。
そのほか、スマートウォッチ用の3.4インチ曲面ディスプレイなども展示。また、曲げられるバッテリーをメガネの“ツル”部分に使用したスマートグラスなど、ウェアラブル端末関連の展示も行っている。
■VR体験コーナーや「脈波センサー搭載イヤホン」の展示も
会場の一角には、主催者企画としてVRアトラクション「Hashilus(ハシラス)」の体験コーナーも展開。
同アトラクションは、ヘッドマウントディスプレイのOculus Rift(オキュラスリフト)と、フィットネス機器の「JOBA」を組み合わせ、乗馬レースをバーチャルリアリティで体験できるというもの。実際に長崎ハウステンボスのゲームミュージアムで稼働中なほか、イベント「OcuFes」にも頻繁に参加して関東や関西でも体験できる場を提供しているという。
また、Vuzixや、メガネメーカーの「パリ・ミキ」なども出展。このように、ウェアラブル端末に関連する出展も今回は目立った。
そのほか、電通サイエンスジャムとフォスター電機が共同で「脈波センサー搭載イヤホン」を参考出展。脈拍などの計測センサーをイヤホンの筐体に搭載しており、スマホアプリと組み合わせてヘルスデータのログを管理できるというもの。一般的な方法よりも手軽に脈波や脈拍数を計測できる点がメリットで、「発売時期などについては未定だが年内には何かしらのアナウンスができるのではないか」(説明員)とのことだった。