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ソニー平井CEO「モバイル事業、喫緊の課題」 − エンタメ事業は“大きな柱”

公開日 2014/11/18 10:45 ファイル・ウェブ編集部
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また、「コンテンツ配信や試聴方法が多様化するなかで、我々のコンテンツ資産が今まで以上に大きな価値を持つ時代が到来している」とコメント。「特に、SPEが運営するテレビ番組制作事業やメディアネットワーク事業には大きな成長の機会があると思っている」と、コンテンツ事業にも引き続き注力していくと述べた。

そして最後に「ソニーのミッションは、商品やコンテンツ、サービスを通じて、ユーザーの皆様に感動をもたらし、人々の好奇心を刺激する会社であり続けること」だとコメント。ソニーエンタテインメントのCEOでありSPEのチェアマン兼CEOのMichael Lynton氏にプレゼンテーションを引き継いだ。

ユーザーに感動をもたらすことがソニーのミッションだと説明

■映画分野「2017年度に売上高100億ドル超」

Lynton氏はまず「プレミアムなコンテンツはコモディティ化しづらい。その点で我々は恩恵を受けている」とコメント。魅力的なコンテンツを創り出す能力を持っているエンタメ事業が、ソニーにとって重点事業であることを改めて説明する。

Michael Lynton氏

そしてSPEの収益状況について、「2012年度と比べると、利益率が一桁台前半まで低下すると見ている。それは、いくつかの映画が不振だったこと、インドの経済悪化の影響、為替が要因だ」と紹介。インドではプレミアムコンテンツをさらに投入していく予定であること、為替についてはリスク低減の措置をとるという対策を打っていることに触れた。

インド市場の悪化の影響なども受けた

一方で、「スマート端末、ブロードバンドの普及により、より多くの人が我々のコンテンツにアクセスできるようになっている」とコメント。エンターテイメント事業を取り巻く状況は決して暗くないとする。

各ケーブルネットワークを始め、Netflixやhuluなどネット配信も含め様々な事業者にコンテンツを提供

そして、映画では直近3作品が公開直後にボックスオフィス入りするなど成功していることに触れ、「これまでの改革が実を結びつつある」と語る。007シリーズやスパイダーマンシリーズの最新作などに加え、「ワンダと巨像」「グランツーリスモ」などプレイステーションゲームを元にした映画を2016年以降に公開予定であることなど、今後も様々な作品を公開していくことも紹介する。

今後も様々な作品の公開を控えていることを紹介

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