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ソニー平井CEO「モバイル事業、喫緊の課題」 - エンタメ事業は“大きな柱”

公開日 2014/11/18 10:45 ファイル・ウェブ編集部
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加えて、世界規模ではストリーミングでの音楽配信が今後さらに伸びるであろう点にも言及。2013年には全体の18%程度だったストリーミング配信が、2017年には60%を占めるまでに成長するという予測を紹介し、「音楽ストリーミングサービスは音楽配信の第2の柱だ」と述べた。

ダウンロード型ではなくストリーミング型の音楽配信比率が急激に高まると予測

そしてストリーミングでの音楽事業においては、いかに無料会員を有料の月額課金会員へ移行させていけるかがポイントになると説明。無料会員に対して広告を配信する広告収入モデルのビジネスでは、「有料会員の7倍の無料会員が必要」だという。

こうしたストリーミング型音楽配信については、最近ではテイラー・スウィフトがSpotifyから楽曲を引き上げるという出来事もあったが、「音楽会社とアーティストがどれだけの利益を得ているかということがポイントだろう」とコメント。「広告収入ベースでは十分な対価がアーティストにいかないことが問題であり、いかに会員を有料化していけるかだと我々は認識している。ストリーミング型サービス自体は有望だと思っている」とした。

なお、音楽配信および映像コンテンツにおいては、配信プラットフォームにこだわっているわけではないとも説明。「NetflixやSpotifyなど様々なサービスが登場し、それぞれが新たなマーケットを生み出す。ユーザーにコンテンツを届ける新たな方法が生まれたことが重要で、それを所有しているかどうかはあまり関係ない」とし、ソニー自らが運営や出資しているプラットフォーム以外にもコンテンツを提供して利益を上げていく考えを示した。

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