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「ココロプラン」に加入が必須

シャープのロボット電話「RoBoHoN」、約20万円で5月26日発売

公開日 2016/04/14 11:01 編集部:杉浦 みな子
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■RoBoHoN用のモバイル通信サービスも提供

さらにシャープ自らがMVNO事業者として、RoBoHoN用のモバイル通信サービスも提供する。データSIMと音声通話SIMを使ったプランを用意しており、音声通話SIMを契約すれば通話機能を利用できるようになる。

プランはデータSIMと音声通話SIMで、通信容量別に3種類・合計6プランを用意している。「ロボホンと会話を楽しむプラン1GB(データ:月額650円、音声通話:月額1,350円)」「ロボホンともっと楽しむプラン3GB(データ:月額950円、音声通話:月額1,650円)」「ロボホンともっともっと楽しむプラン5GB(データ:月額1,580円、音声通話:月額2,280円)」。いずれも、開通事務手数料3,200円(税抜)が別途必要。

なお、もちろんそれ以外のMVNO対応SIMカードも使用可能で、ユーザーが自分で任意のデータSIMまたは音声通話SIMを挿して使用できる。一部使用できないSIMカードもあり、詳細はRoBoHoN公式サイトでアナウンスしている。

■RoBoHoNが故障したときのための保守パックも

また、RoBoHoNが故障した場合のケアプランも用意している。月額990円の「ケアプラン50」では、商品購入後5年間にRoBoHoNが故障すると修理料金を50%割引する。月額1,650円の「ケアプラン70」では、同修理料金を70%割引する。ケアプランへの加入はRoBoHoN購入時のみ可能。

■RoBoHoN製造に関して鴻海との連携は現時点で特にナシ

本日、シャープはRoBoHoNの製品発表会を行った。同社 代表取締役 兼 専務執行役員 コンシューマーエレクトロニクスカンパニー 社長 長谷川祥典氏が登壇し、家電を人工知能化する“AIoT”「ココロプロジェクト」に取り組んでいることと、その第一弾製品がRoBoHoNであることを説明した。

長谷川祥典氏

モノの人工知能化 AI×IoT=AIoTに取り組む

「モノがインターネットに繋がるIoTが叫ばれているが、シャープではそれをさらに進めて人工知能(=AI)を加え、モノの人工知能化AIoTに取り組んでいく。それがココロプロジェクト。これによりエレクトロニクス製品は、人間が愛着を持てる存在になる。知性と愛着を感じる家電は、人の生活をより豊かにしていくだろう」。同社ではココロプロジェクトの製品には、ハートのロゴマークを付与していく。長谷川氏は「AIoTにより、家電は単なる道具ではなく、ユーザーが愛着を感じるパートナーになる」と語った。RoBoHoNの月産台数は5,000台で、年間6万台の販売台数を目標に掲げる。

ココロプロジェクトにより、愛着を感じる家電に。クラウドを経由して様々な企業サービスを展開できる世界を目指す


ココロプロジェクト製品にはハートのロゴを付与す
続いて登壇した同社 通信システム事業本部 コミュニケーションロボット事業推進センター 商品企画部 チームリーダー 景井美帆氏は、RoBoHoNの製品仕様について紹介。「RoBoHoNの小さなボディに、シャープがスマートフォン開発で培った技術を全て詰め込んだ。UIにも今までのノウハウを活かしている。それにココロボなどの対話技術も搭載しているし、エモパーのセンシング技術を応用して行動や状況を理解できるようになっている」と説明した。

景井美帆氏

なお、昨年のCEATECで発表した際もかなり多くの反響があったそうで、「ロボットだが、思った以上に“電話”だった。そこがイノベーティブ」と評価されたという。景井氏は「携帯電話がロボットになったことが受け入れられて自信を持った。RoBoHoNについては、あくまでも携帯電話として使うにはどうしたら良いかを念頭に置いてUIを作り込んでいった」と振り返る。ハードウェア自体は完成度の高いところまでできていたので、CEATEC以降は対話機能などソフトウェア面の作り込みに尽力したという。

次ページ「個人的には初代iPhone以来のイノベーションだと思う」

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  • ジャンルその他
  • ブランドSHARP
  • 型番SR-01M-W
  • 発売日2016年5月26日
  • 価格¥198,000(税抜)