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デノン最上位AVアンプ「AVR-X7200WA」でデモ

「DTS:X」スペシャルイベントレポート。ついに登場した新規格の全貌を読者が体験!

公開日 2016/06/14 10:00 ファイル・ウェブ編集部
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DTS:X フル対応、デノン「AVR-X7200WA」の魅力とは?

次にプレゼンを行ったのは、デノンの広報担当、宮原利温氏。今回のデモンストレーションに使用した、デノンのフラグシップAVアンプ「AVR-X7200WA」(355,000円/税抜)の魅力を紹介しました。

デノン広報担当の宮原氏

宮原氏はまず、デノンのAVアンプ2016年モデルが、直近に発表された「AVR-X2300W」「AVR-X1300W」を含め、すべてがDTS:Xに対応していることをアピール。またミドルクラス機の「AVR-X4200W」なども含め、以前から「DTS:X Ready」機を投入していた経緯についても紹介しました。

宮原氏によると、DTS:Xの処理にはかなりのプロセッシングパワーが必要とのこと。これに対応するため、最新のSHARC DSPを4基搭載したとのことです。同社のAVR-4520ではDSPが3基でしたが、ここからさらに処理能力を高めたことになります。

またAVR-X7200WAは9chパワーアンプを内蔵しているのですが、13.2chのプリアウト端子を備えており、最大11.2chの同時プロセッシングが可能となっています。これにより様々なシチュエーションに対応できます。

もう一つのAVR-X7200WAの特徴が、トップスピーカーの多彩なアサインが可能なこと。設置条件に応じて最適なスピーカー配置の選択が行えます。またすでに設置済みのフロントハイトスピーカーの有効活用や、サラウンドバックスピーカーのリアハイトスピーカーへの転用なども可能です。

最大11.2chプロセッシングと13.2chプリアウトに対応

多彩なトップスピーカーのアサインが行えるのもAVR-X7200WAの特徴です

もちろん、最新の映像規格にフル対応。HDCP 2.2や4K/60pはもちろん、Ultra HD Blu-rayなどで使われるBT.2020やHDR映像信号にも対応しています。

最後に宮原氏が強調したのは、AVR-X7200WAが国内の白河工場で生産されていること。AVアンプとしては数少ない国内生産で、製造上の信頼性が高いことはもちろん、設計部隊と一体であることから、高品質を実現できるとアピールしました。

いよいよ『クリムゾン・ピーク』のデモンストレーション!

さて、ここからはいよいよ『クリムゾン・ピーク』のデモ再生に移りました。視聴に使ったAVアンプはもちろんデノン「AVR-X7200WA」で、BDプレーヤーは同じくデノンの「DBT-3313UD」です。

上が「AVR-X7200WA」、下がBDプレーヤー「DBT-3313UD」

スピーカーは、いわゆる7.1.4という構成です。フロントスピーカーにはB&Wの「805 D3」、センタースピーカーには同じくB&Wの「HTM2 D3」を使いました。さらにサラウンドバックスピーカーもB&Wの「CM10」を用いました。サラウンドスピーカーは、アコースティックグループ視聴室に備え付けの自作スピーカーを使用しました。

前方はB&Wの800 D3シリーズで揃えました

そしてトップスピーカーは4基を使用したのですが、これもアコースティックグループがFostexのユニットを使って自作したもの。天井が高い利点を活かし、さらに美観を重視した結果、エンクロージャーに内蔵したユニットは天井に向けて、そこからの反射で音を広げるという珍しい仕様となっています。

アコースティックグループ新試聴室の全景

天井の梁の隅に取り付けられた三角形の物体がトップスピーカー

なお、プロジェクターにはソニーの「VPL-VW515」を使用。またスクリーンはオーエスの140インチで、生地はピュアマットIIIが使われました。

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