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新開発映像エンジン搭載

東芝、液晶“REGZA”フラグシップ「Z810X」。65/58/50型で展開

公開日 2017/01/11 11:00 編集部:小野佳希
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東芝は、4K/HDR対応テレビ“REGZA”液晶モデルの新たなフラグシップ機「Z810Xシリーズ」を2月上旬より発売する。65型、58型、50型の3サイズを用意し、65型の「65Z810X」は63万円前後、58型の「58Z810X」は42万円前後、50型の「50Z810X」は35万円前後での実売が予想される。

Z810Xシリーズ

映像エンジンに新開発の「レグザエンジン Beauty PRO」を搭載し、同社が「前面直下型LEDバックライト」と呼ぶ直下型バックライトのエリア駆動を採用した4K/HDR対応液晶テレビの新モデル。「Z20X」に変わる同社液晶テレビラインナップの最上位モデルとなり、同時発表された有機ELモデル「Z910」同様に「熟成超解像」を始めとする多数の新たな高画質化技術を搭載している。

背面の様子

また、地デジチューナーを9基搭載し、いわゆる全録機能の「タイムシフトマシン」にも対応(3基が通常録画用で6基が全録用)。BS/110度CSチューナーは3基備え、4K対応のスカパー!プレミアムサービスチューナーも搭載。さらに、NETFLIX、ひかりTVの4K VODと4K-IP放送、dTV、4Kアクトビラ、YouTubeといった各種4Kサービスにも対応している。なおHDRはHDR10とHLGの両方に対応している。

なお、本機は液晶モデルの同社フラグシップ機という位置づけ。同社では「有機ELと液晶パネルはそれぞれに強みがあり、視聴するコンテンツによって最適解は変わる。有機ELが液晶より上位だということではない。地デジのテレビ番組などを明るい視聴環境で観るなら液晶のほうが適している。液晶の次のデバイスが有機ELではなく、共存するものだと思っている」(東芝 本村氏)としている。

「熟成超解像」は、映画などの24フレーム/秒の映像に対し、超解像処理とノイズリダクションをそれぞれ2回行うというもので、超解像処理とノイズリダクションで4Kにアップコンバートした上で、その4K化された映像に対してさらに超解像処理とノイズリダクションを追加。これにより、ノイズを抑えた自然で精細感ある映像にするという。

超解像処理とノイズリダクションをそれぞれ2回処理

「アダプティブフレーム超解像」は、5フレームものフレームを参照しノイズ処理を行いながら、精細感を復元する従来の「複数フレーム超解像」を進化させたもの。60fpsの通常のテレビ番組、24fpsの映画BDソフト、30fpsのCMコンテンツなど、映像の種類ごとにフレーム数を判別し、それに応じて適切な参照フレームを選択することで、さらにノイズやチラつきを抑えた精細でクリアな映像を再現するという。

「複数フレーム超解像」が「アダプティブフレーム超解像」に進化

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