HOME > ニュース > パナソニック、ハイエンドUHD BDプレーヤー「DP-UB9000(Japan Limited)」。日本限定仕様満載で画音質追求

こだわりを徹底紹介

パナソニック、ハイエンドUHD BDプレーヤー「DP-UB9000(Japan Limited)」。日本限定仕様満載で画音質追求

公開日 2018/11/13 13:15 編集部:風間雄介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

プロジェクター向けのトーンマップモードも搭載

さらにHDRディスプレイタイプに、プロジェクターに最適化したモードが存在することも特筆したい。「高輝度のプロジェクター」は500nit、「ベーシックな輝度のプロジェクター」は350nitが目標輝度となる。

甲野氏は、プロジェクターは絶対的な輝度が低いため、トーンマップ設計の余裕度が低いと指摘。スクリーンや視聴環境への最適化なども考えると、HDR映像は処理負担が大きいのだという。

このためUB9000では、プレーヤー側でHDR映像の輝度を500nitまたは350nitに収めることによって、プロジェクターの処理負担を大幅に軽減。これによって「プロジェクターは基本的な表示処理や視聴環境への最適化などに専念できる」と甲野氏は説明する。

プロジェクターの場合もダイナミックレンジで明るさ調整を行う

さらに細かな使いこなしとしては、プロジェクターへ、HDRコンテンツをあえてSDRに変換して出力することも可能。UB9000の「詳細設定」→「HDR/色域出力」から選択できる。通常はSDRにすると色域もBT.709となるが、本機では「SDR/BT.2020(オート)」にすると、色域の広さを活かすことができる。

プロジェクターへ、HDRコンテンツをあえてSDRに変換して出力することも可能だ

実際の設定画面

なお、このHDR(PQ)→SDR変換時も、自動HDRトーンマップ動作による高精度なトーンマッピングが行われる。

そのほか、HLG→PQ方式への変換機能も備えている

システムガンマ調整機能やメタデータ表示機能も搭載

HDR映像の見た目のコントラスト感は、液晶や有機EL、プロジェクターなどによって大きく異なる。このため、新たに「システムガンマ調整」機能を搭載した。

「システムガンマ調整」をプラス方向に働かせたイメージ画像

「システムガンマ調整」をマイナス方向に働かせたイメージ画像

これによって、映像コンテンツとディスプレイの組み合わせに応じてコントラスト感を調整できる。このシステムガンマ調整も、EOTFでほどいたリニアRGBを処理して行う。

HDRトーンマップやダイナミックレンジ、システムガンマなどの調整画面

各種HDR10のメタデータを表示する機能も備えた。最大輝度や最大フレーム平均輝度、最小輝度はもちろん、マスターディスプレイの情報も知ることができる。

各種HDR10のメタデータを表示する機能も備えた

25/50p出力も可能だ

なお本機はUHD BDだけではなく、4K/HDRの各種VODサービスにも対応。Netflixのドルビービジョン/ドルビーアトモス、Amazon Prime Videoのドルビービジョン映像の再生にも対応する。

NetflixやAmazon Prime Videoのドルビービジョンにも対応している

パナソニック製プレーヤーの中での、高画質技術のスペック比較

次ページ音質をさらに高める「Japan Limited」のこだわり

前へ 1 2 3 4 5 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE