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こだわりを徹底紹介

パナソニック、ハイエンドUHD BDプレーヤー「DP-UB9000(Japan Limited)」。日本限定仕様満載で画音質追求

公開日 2018/11/13 13:15 編集部:風間雄介
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こだわりの電源回路部

電源部は、オーディオ専用のAC/DC電源回路を採用。アナログ部とデジタル部をそれぞれ独立させているほか、日本向けのJapan Limitedでは、線径を拡大したOFC巻き線スイッチングトランス、低ノイズレギュレーターといった、産業用でも使われる高品位なパーツを採用。低ノイズ設計を徹底した。

アナログ部とデジタル部をそれぞれ独立させたオーディオ専用の電源回路

電源部に搭載したパーツも厳選した

なお電源には、さらなるこだわりも見せている。これはヨーロッパ版も同様だが、10個のローカルレギュレーターを用い、2ch用のDACと7.1ch用のDACに対して、リファレンス電源を独立して供給している。さらに2ch用DACのリファレンス電源には、低ノイズかつハイスピードのレギュレーターを採用した。これらのレギュレーターも、ヨーロッパ版に比べて低ノイズなものとなっている。

10個のローカルレギュレーターを採用。さらに低ノイズかつハイスピードのレギュレーターを搭載した

レギュレーターも日本版はより性能のよいパーツに変更

アナログオーディオ回路も刷新、DACは「AK4497」

アナログオーディオ専用基板も、基板自体がヨーロッパ版とは異なる者を搭載している。L/Rチャンネルを左右対称のレイアウトとし、同距離かつ最短距離での信号伝送を行うことで、チャンネル間の干渉を抑制している。また、Technicsの機器でも使われているパーツをここでも採用している。

アナログオーディオ専用基板。L/Rチャンネルを左右対称のレイアウトとした

本機は完全バランス伝送による2chのアナログオーディオ出力を持ち、低ノイズなオーディオ信号伝送を実現している。また非磁性のディスクリート抵抗も搭載した。オペアンプについては、ヨーロッパ版が新日本無線の「NJM2114D」を使っていたのに対して、ヨーロッパ版ではアナログ・デバイセズの低ノイズかつ高スルーレートな「LT1364」に変更するなどの工夫を行い、さらなる高音質化を図った。

完全バランス伝送による2chのアナログオーディオ出力端子を備える。オペアンプも欧州版から変更した

オペアンプは「LT1364」を採用

そもそものオーディオ用DACも、日本版はヨーロッパ版と異なる。「DP-UB9000(Japan Limited)」には旭化成エレクトロニクス(AKM)の「AK4497」を採用した。様々な高級オーディオ機器に使われているDACで、S/Nは128dB、THD+Nは-116dBというスペックを持つ。768kHz/32bitの入力にも対応している。

AKM「AK4497」を採用した

高級オーディオ機器で多くの採用事例があるDACだ

なお、7.1ch用のDACには、同じくAKMの「AK4458」を搭載している。7.1ch用として、AKMの最上クラスとなるデバイスだ。

DP-UB9000(Japan Limited)が再生できる音源一覧

このようにDP-UB9000(Japan Limited)には、ふんだんに日本独自の高音質オーディオパーツを採用している。

DP-UB9000(Japan Limited)に搭載された各種高音質パーツ

そのほか、以前から搭載している高音質技術も搭載。「新ハイクラリティサウンド」は、使用していないオーディオ出力回路の動作を止めることで、ノイズを抑える技術だ。今回のUB9000ではさらに進化し、HDMI/アナログ2ch音声出力時には、新たにアナログ7.1ch音声出力回路の電源も停止するようにした。

HDMI低クロックジッターシステムは、HDMI伝送時のオーディオクロックジッターを低減するシステムで、これも以前から採用されている技術。接続するAVアンプが何であれ効果が出るところが特徴だ。

HDMI低クロックジッターシステムを搭載

このように、日本限定仕様をふんだんに採用した「DP-UB9000(Japan Limited)」。画質・音質を追求した、パナソニック史上最高クオリティのUHD BDプレーヤーとして、AVファンから大きな注目が集まるのは間違いない。

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