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スマホアプリからリモート操作も

Shanling、USB/Bluetooth/microSD再生対応のポータブルDAC/アンプ「H5」

公開日 2023/07/14 11:00 編集部:成藤 正宣
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MUSINは、同社取り扱いブランドShanlingから、USB/Bluetooth再生に加えmicroSDカードからの再生にも対応するポータブルDAC/ヘッドホンアンプ「H5」を、2023年7月21日に発売する。価格はオープンだが、市場では税込52,470円前後での実売が想定される。

「H5」(チタニウム/ブラック)

今年1月に発売した上位モデル「H7」の特徴を受け継ぎつつ、ボディをコンパクト化。片手に収まるポータビリティに優れたデザインに仕上げたとする。

上位モデル「H7」からコンパクト化、携帯性を高めた

DACチップにはAKM製「AK4493SEQ」をデュアル構成で採用。ハイエンドオーディオ機器で培ったチューニング技術により、温かみのあるバランスに優れたサウンドを引き出したとする。

AKM「AK4493SEQ」2基を搭載

同時に、ブランド独自の第3世代FPGAテクノロジーとKDS製低位相雑音水晶発振器(22.5792MHz/24.576MHz)を組み合わせ、信号伝送の精度も向上。USBコントローラーにはXMOS製「XU316」を採用し、USB-DACモードではPCM 768kHz/32bit、DSD 22.4MHz、MQAフルデコード(8倍)までに対応する。

アンプ回路には、上位モデルと同じくTEXAS INSTRUMENTS製IC「TPA6120A2」をはじめ、Panasonic製タンタル・コンデンサー、ELNA製オーディオ用アルミ電解コンデンサー「SILMIC II」などの高品位なパーツを採用。緻密な調整を施すことで、滑らかで解像度の高いサウンド、ナチュラルで広い音場表現を追求した。

また、音質に悪影響をおよぼす信号干渉や、クリーンなフルバランス出力の実現を目的に、Linearin社の高電圧/ノイズレスオペアンプ「LTA8092」も搭載。ローパスフィルター回路にはTEXAS INSTRUMENTSの低ノイズ/低歪みオペアンプ「OPA1612」を使用し、低ノイズと広帯域化を図っている。

音楽再生は、USB-DAC、Bluetooth(LDAC/AAC/SBCコーデック)、光/同軸デジタル入力に加え、microSDカードからのローカル再生にも対応。2TBまでのmicroSDXCカードをサポートし、PCM 384kHz/32bitまたはDSD 11.2MHzまでの音源を本製品単体で再生できる。

microSDカードスロットを備え、本製品単体で音楽再生も可能

音量調整や再生ソースの切り替え、音楽再生のコントロールといった操作は、本体に備えた2つのダイヤルから可能。ダイヤルの間に配置した0.87型モノクロ有機ELディスプレイやLEDインジケーターでは、再生中の音源フォーマットやバッテリー残量などのステータスが確認できる。

前面にヘッドホン出力、2つの操作ダイヤル、ディスプレイを配置

背面にUSB Type-C(データ用/充電用)、デジタル入力、RCA出力、microSDカードスロットを搭載

さらに、スマートフォンアプリ「Eddict Player」からBluetooth経由でリモート操作を行う機能「SyncLink」にも対応。microSDカード内の音楽ファイルの閲覧/選曲をふくめ、スマートフォンの大きな画面でH5を操作することができる。

スマホアプリからのリモート操作機能「SyncLink」に対応

ヘッドホン出力は3.5mmシングルエンド/4.4mmバランス出力の2系統を搭載。Low/Medium/Highの3段階のゲイン調整に対応し、シングルエンドでは最大227mW@32Ω、バランスでは最大840mW@32Ωの出力が可能となっている。また、背面にはRCA出力も搭載する。連続再生時間はシングルエンド出力時で最長12.5時間、バランス出力時で最長8時間。高速充電QC3.0をサポートする。

ほか、日本オーディオ協会がライセンスする「Hi-Res Audio」「Hi-Res Audio Wireless」認証を取得。筐体素材は航空グレードのアルミニウム。カラーバリエーションはブラック/チタニウムの2色を展開する。外形寸法は102W×85H×25Dmm、質量は270.4g。

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