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SHUREの空間オーディオ対応BTヘッドホンも

<ヘッドフォン祭>Acoustuneの旗艦イヤホン「HS2000M MKIII」やUSB-DAC参考出品/Campfire Audio新4モデルを一挙発表

公開日 2023/10/28 17:27 編集部:川田菜月
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ポータブルオーディオイベント「秋のヘッドフォン祭 2023」が、本日10月28日に開催された。会場はステーションコンファレンス東京 5 - 6Fで、多数のオーディオメーカーが新製品を携え出展している。本記事では、Acoustune・Artio・MADOO/ミックスウェーブ/完実電気のブースをレポートする。

Acoustune・Artio・MADOO



Acoustuneでは、純銀製チャンバーを採用した新たなフラグシップイヤホン「HS2000M MKIII」をはじめ、USB-DAC、カスタムIEMサンプル、ケーブルなど多数の新製品が参考出品された。

純銀製チャンバー採用の「HS2000M MKIII」

HS2000M MKIIIは、フラグシップイヤホン「HS2000MX SHO -笙-」シリーズの最新モデル。可動式アウターハウジングを開閉して音響チャンバーモジュールを交換できる独自機構が特徴のシリーズで、HS2000M MKIIIでは上述の通り、付属チャンバーに純銀を採用している。

銀の特性によりサウンド傾向は中高域が伸びやかで、またより広がりある再生が可能だとする。HS2000M MKIIIでは初代モデルと同様のドライバーを搭載しているが、純銀チャンバーに合わせて、チューニングは変更しているとのこと。

販売は数量限定の予定で、価格は未定だがおよそ45 - 50万前後になる見込みだという。なお、純銀チャンバーの単体発売は現時点では予定していないが、付属ケーブルは製品名「ARX500」として単体で販売するとのこと。

「HS2000M MKIII」の付属ケーブルは「ARX500」として単体発売も

ARX500は、線材に高純度OFC(シルバーコーティングなし)を採用する8芯構造のPentaconnEAR採用ケーブル。デタッチャブルプラグを初採用しており、付け替え用プラグ部は4.4mm/3.5mmを用意する。価格は4万円前後を見込んでいる。

デタッチャブルプラグを採用、4.4mm/3.5mmを切り替えられる

ブランド初となるUSB-DAC「AS2002」も登場。価格は3万円前後を見込んでいる。USB-CおよびLightningケーブルの2種類が付属予定で、特徴的なのは本体部分に装着して使用するリング状のパーツ。マグネット内蔵で、MagSafeのようにスマートフォンに装着できるため、持ち運びもしやすいとしている。

本体とリング状パーツを組み合わせることで、スマホなどにMagSafeのように着けられる

USB-DAC「AS2002」(写真右側、左側は付属品)

なお、内蔵のDACチップについては現時点では非公開となってるが、担当者曰く「現在市場で広く使用されているチップとは異なる」とのこと。

HS1700シリーズのカスタムIEMモデル「ST1700」のサンプルも展示されており、価格は未定。また、参考出品された各製品はいずれも発売時期は未定で、来年春夏にかけて展開したいと語られた。

HS1700シリーズのカスタムIEMモデル「ST1700」

ブースではピクセル社が取り扱うArtio、MADOOブランドのイヤホンも。Artioは「CU2」、MADOOは「Typ821」など今年登場した新製品を中心に試聴展示が行われている。

ArtioのCU2など、発売済みの人気製品も並ぶ

ミックスウェーブ



同社が取り扱うCampfire Audio/Unique Melody/Hiby/FAudio/Beat Audioなど、人気ブランが一斉に並び、新製品を中心に試聴展示されている。

Campfire Audioは一気に4モデルの新製品を発表。φ14mmのプラナーマグネティック(平面磁界)ドライバー1基をフルレンジで採用する「Supermoon」、BAドライバー5基(低域2基、中音域1基、高域2基)搭載の「Ponderosa」、ダイナミック1基+BA3基のハイリッド4ドライバーモデル「Bonnville」、ダイナミック1基の「Cascara」が登場した。

発売時期/価格見込み(全て税込)は、「Supermoon」が11月初旬/184,800円、「Ponderosa」が11月初旬/143,800円、「Bonnville」が12月初旬/229,800円、「Cascara」が12月初旬/69,800円。

いずれもカスタムIEM、ユニバーサルの両タイプで展開予定。それぞれ製品カラーがあり、カスタムIEMでは「Supermoon」がオレンジ、「Ponderosa」がライトグリーン、「Bonnville」がピンク、「Cascara」がブルーと鮮やかでポップな色展開が採用される。

Campfire Audioの新4モデルが一斉登場。左上オレンジがSupermoon、右上ライトグリーンがPonderosa、左下ピンクがBonnville、右下ブルーがCascara

ユニバーサルモデルでは4製品とも筐体はブラックのみだが、ケーブルのコネクター/プラグ部に各カラーを採用し、ケースやパッケージにも製品カラーが起用される。ほかにも、フェイスプレートにあたるシルバー部分の形状が、各モデルごとに異なっているのも特徴となる。

ユニバーサルモデルでは4製品ともブラック筐体。ケーブルパーツや付属ケースなどに製品カラーを起用

Hibyは、10月20日に発売されたばかりの「R3 II」をはじめとする、ポータブルDAP製品を一斉に出展。R3 IIではDACチップにES9219Cを2基搭載し、携帯性の高いコンパクトな新デザインを採用する。

コンパクトなDAP「R3 II」

「R3 II」の接続端子部分。本体の下部に配置

Unique Melodyは10月27日に発売開始されたばかりのハイブリッドイヤホン(7ドライバー搭載)「Maslow」の試聴が人気。他にも既存モデルが並び、聴き比べするユーザーが多く集まっていた。

10月27日発売のMaslowに試聴人気が集まる

また、これまでのイベントでも注目を集めていた、φ10.2mmダブルレイヤーダイヤフラムドライバー1基搭載のFAudioイヤホン「Spring」も登場。こちらは11月初旬発売予定、105,000円(税込)での展開が予想される。このほか「Billow MKII」や「Vermilion MKIII」をはじめとするBeat Audioのリケーブルも試聴展示される。

FAudio「Spring」は11月初旬発売予定

Beat Audioのリケーブルも勢揃い

完実電気



完実電気のブースでは、SHUREやMeze Audioなどのブランドが並び、各種新製品の試聴展示が行われている。

SHUREは、この秋登場したワイヤレスヘッドホン「AONIC 50ワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドホン(第2世代)」を大々的にアピール。独自の空間オーディオモードの搭載や、ノイズキャンセリング機能の強化など、トレンドに合わせて大きく進化した最新モデルで、ユーザーの注目を集めている。

「AONIC 50ワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドホン(第2世代)」の試聴が中心

このほか、「SE215 Special Edition」をはじめとする有線イヤホンやヘッドホンなどSHUREの人気製品が一斉に並んでいる。

「SE215 Special Edition」は新色グリーンも

有線イヤホンやヘッドホンなど人気製品が並ぶ

また、DEVIALETのハイクラス完全ワイヤレスイヤホン「Gemini II」や、Meze Audioのヘッドホン「109 Pro」など、発売以降人気の高い製品を中心に、多くのユーザーが試聴に訪れていた。

DEVIALET「Gemini II」は売上も好調

Meze Audioのヘッドホン試聴も人気だ


Bang&Olufsen完全ワイヤレスも

Master&Dynamicヘッドホン

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