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1994年以降製造の300機種が対象

エプソン、プロジェクター落下のおそれを再度注意喚起。無償点検も

公開日 2024/07/16 21:29 編集部:松原ひな子
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セイコーエプソンおよびエプソン販売は、セイコーエプソンが製造し、エプソン販売が販売したプロジェクターの一部において、天吊り設置・壁掛け設置・ボードスタンド設置での使用時の落下のおそれがあると、再度の注意喚起を行っている。

天吊り/壁掛け/ボードスタンド設置での使用時に落下のおそれ

空気中に漂う油や煙が多い環境に天吊り設置されたプロジェクターの外装ケースおよび金具固定部に油が付着すると、金具固定部のプラスチックが化学反応で劣化・破損して、天吊金具や壁掛け金具からプロジェクターが落下するおそれがあるという。

ダイニング、リビングなどで、数年の歳月をかけて落下に至る可能性があるので注意

本件についてはこれまでも何度か告知を重ねてきており、今回改めてアナウンスを行っている格好。同社のホームページや新聞へのお知らせ広告の掲載、ダイレクトメール発送、また2020年1月からはテレビの全国放送でのCM放映を通じて、無償点検の案内がされている。

引き続き、多くのユーザーへの案内を広めるべく、2024年7月13日から7月21日までテレビの全国放送でのCM放映が実施される。

現在、天吊り設置・壁掛け設置・ボードスタンド設置でエプソンプロジェクターを使用しているユーザーに向けて、同社は「大変お手数をお掛けいたしますが『エプソン プロジェクター特別対応受付専用窓口』までご連絡ください。詳細確認の上で、必要に応じて無償で点検を実施させていただきます」とアナウンスした。

なお、現在出荷中の機種については、落下が想定される環境下での設置においても、落下しない構造へと仕様変更されているとのこと。また流通にある一部の商品など、構造変更実施前の製品は、落下防止用ワイヤーの同梱対応を実施している。

プロジェクターの落下が想定される設置方法は天吊り・壁掛け・ボードスタンド設置で、環境・場所としては、家庭のキッチン・ダイニングや飲食店、工場、調理実習室などの「油煙が多い場所」および「油、洗剤、薬品などの付着する場所」、工場、実験室など「溶剤、薬品が揮発している空間」、エステサロンなど「アロマオイルを頻繁に焚く場所」、イベント演出装置周辺など「イベント演出などで使用するスモーク(油成分以外も含む)や泡が多い場所」が挙げられる。

油煙の蓄積によるケース破損例

対象機種は、1994年以降に製造された全453機種のうち300機種(2024年7月12日現在)。型番の確認方法は、同社ホームページ内の「対象機種の確認方法」で確認できる。

【エプソン プロジェクター特別対応受付専用窓口】
・電話番号
0120-411-636
※上記番号を利用できない場合は042-511-2974宛に

・受付時間
平日9時00分 – 17時30分
※CM放映期間中の7月13日・14日・15日・20日・21日の土日祝日は対応とのこと

・インターネットでの申し込み
epson.jp/tenken/
ページ内「インターネットで申し込む」ボタンより

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