日本市場投入を正式発表
キヤノン、“同社史上最高画質”のコンデジ新フラグシップ「PowerShot G1 X」
レンズも新設計で、F値は2.8。独自開発の超高屈折率ガラスモールド非球面レンズ「UAレンズ」を採用し、CMOSセンサーが対角比約2.5倍と大型化しながらも、レンズサイズを約1.4倍程度にとどめることに成功させている。またズーム全域での高画質を実現するために、4つに分けられたレンズユニットごとに収差を高度に補正。さらに多層コーティングを施すことで、フレアやゴーストの発生も抑制するという。
上記のようにセンサー、エンジン、レンズへそれぞれ独自技術を投入。三位一体の光学技術により、1430万画素のフル画素で、最大約4.5コマ/秒の撮影が可能な「ハイスピード連写HQ」などの機能や、一眼レフのようなボケ味も実現したとしている。
モニターは3.0型バリアングルのIPS液晶を採用し、前述のように実像式光学ファインダーも搭載。水準器機能や、液晶モニターの輝度を一時的にアップし画像の視認性を高める「LCDブースター」、暗い場所での視認性をアップ「ナイトビュー機能」なども備えている。
また、「ピント位置拡大表示」機能も搭載。顔優先AF時、顔認識機能と連動して画面内の顔を大きく表示する。同機能は中央1点AF時も使用可能。
■フルHD動画撮影やHDMI CEC連動に対応
動画撮影においては、前述のようにフルHDに対応。音声は16ビット、48kHzのステレオ収録、動画中光学ズームにも対応している。また、ワンプッシュでムービー撮影を開始する「ムービーボタン」も備えている。
人物の有無やシーンの明るさを判断し、録画状況を21シーンで自動識別する「こだわりムービー」機能も搭載するほか、録ったムービーをCameraWindowから直接YouTubeにアップロードできる「Movie Uploader for YouTube」にも対応している。
本体にはHDMIミニ端子を装備。対応テレビとのHDMIケーブル接続時にはテレビリモコンでカメラの操作が行えるHDMI CEC機能にも対応している。
デザインコンセプトは「プロの道具」。無駄を廃して、機能剥き出しの佇まいを追求したといい、クラシックでありながらもモダンな一面も持ち合わせるデザインに仕上げたという。高級感を演出するために、本体のフロントカバーだけでなく、背面のリアカバーにも金属素材を採用。塗装は金属に直接行い、平面の質感や直線的な形状を強調した。
そのほか電子ダイヤルを搭載しており、EOSシリーズ同様の操作性で撮影モードに応じてパラメーターを調整できるとともに、好みの機能を自由に割り当てることが可能。また、撮影モードとISO感度を連続的に設定可能な2段ダイヤルや、回転操作で細かい設定調整が可能なコントローラーホイール、よく使う機能をすぐに呼び出せるショートカットボタンなども採用している。
【問い合わせ先】
キヤノンお客様相談センター
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