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新Aマウントレンズなども発表

ソニー、「光学式5軸手ブレ補正機能」搭載ミラーレス「α7 II」【動画あり】

公開日 2014/11/20 18:48 ファイル・ウェブ編集部
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なお、同社では「Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSM II」「Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSM II」という2本のAマウントレンズを開発中であることも発表。どちらも2015年春の発売を予定しており、AF高速化、防塵防滴設計、ゴースト低減による描写性能向上が特徴だという。

さらに2本のAマウントレンズを開発中

加えて、αのAマウント機「α77II」の機能向上アップデートを12月末までに実施することも発表。低照度撮影時は最大2.5倍、低照度時以外でもオートフォーカスを高速化させる。また、動画撮影ではアップデートによってXAVC Sにも対応させる。

■「ソニーのDNAをギュッと詰め込むことができたモデル」

なお、従来のα7シリーズの販売も継続。ベーシックモデルの「α7」、ローパスレス仕様の「α7R」、ISO 40万超という超高感度モデル「α7S」、そして光学5軸手ブレ補正搭載の「α7II」と、性格の異なる4モデルで展開していく。

αを統轄するソニー(株)デジタルイメージング事業本部第2事業部1部ビジネスユニット長の田中健二氏は、「ソニーのDNAである『高性能で小型』という特徴をギュッと詰め込めたと思っている」と今回の新モデルを表現。「より多くのお客様にフルサイズの楽しさを楽しんでもらえるカメラになった。お客様の選択の幅が広がって、これまでにない映像体験を提供できるものと考えている」と述べた。

ソニー 田中氏

そして田中氏は、一眼レフは前年割れする一方でミラーレスは成長を続け、ミラーレスの構成比が着実に伸び続けているというデジカメ市場の動向も紹介。「これまで、ミラーレスは売れないと言われていた欧米でも伸びているのが特徴だ。次の動きに予測してピントを合わせる我々の『4Dフォーカス』も世界で高い評価を得ており、こうした好調な市場をα7シリーズが牽引していると自負している」とした。

デジタル一眼のグローバル市場動向

欧米でもミラーレスが伸びている

そしてソニーマーケティング(株)デジタルイメージングマーケティング部統括部長の伊藤秀樹氏は、国内の市場動向に言及。「消費増税以降、国内のカメラ市場は厳しい状況が続いている」とする一方で、「購入価格帯の構成比は、8万円以上の中級機を購入するユーザーが増えており、10万以上の中上級機を購入される方も多い。その結果、平均単価は約10%近く上がっている」と説明。「国内でも、より付加価値の高い商品を望む層が増えているのかなと受け止めている」と語った。

ソニーマーケティング 伊藤氏

国内市場の状況

またα7シリーズ購入者の半数が、初めてソニーのレンズ交換式カメラを購入していたという調査結果も紹介。α7シリーズが他社製品ユーザーをソニーへ呼び込む力を持っていたことに胸を張り、「これは非常にうれしい結果であり、レンズの拡充とともに、今後も新規のお客様に対しても提案し続けていきたい」とした。

α7ユーザーに対する調査結果

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンルデジタルスチルカメラ/静止画編集
  • ブランドSONY
  • 型番ILCE-7M2
  • 発売日2014年12月5日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格190,000円前後)
【SPEC】●撮像素子:35mmフルサイズ(35.8×23.9mm)Exmor CMOSセンサー ●有効画素数:約2430万画素 ●記録媒体:メモリースティック PRO デュオ/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオ、SD/SDHC/SDXCメモリーカード ●液晶モニター:7.5cm(3.0型)TFT駆動液晶、1,228,800ドット ●外形寸法:約126.9W×95.7H×59.7Dmm ●質量:約599g(バッテリー、メモリースティックPROデュオ含む)