AV機能充実のスマホが多数
【MWC】注目の「音スマホ」「音タブレット」レポート。HTCのハイレゾ対応「U Play」など多数
解像度は2,880×1,440画素(QHD+)、画素密度は564ppi。今後アマゾン プライム・ビデオでは、本機での視聴に最適な18対9のアスペクト比で制作したオリジナルの映像コンテンツが揃うようだ。またGoogle PlayストアでもLG G6の画面に最適化したゲームコンテンツを配信する準備をしているという。LGでは18対9の画面を「フルビジョンディスプレイ」と命名して、その魅力をアピールしている。
LG G6も音楽再生についてはハイレゾ対応、32bit対応のHi-FiクアッドDACを引き続き採用、ワイヤレスオーディオはaptX HDもサポートするが、LG G5で初めてコラボしたB&O PLAYの名前については今回言及がなかった。おそらく今回のモデルではコラボレーションが行われなかったのではないだろうか。
先にレポートした通り、ソニーモバイルはMWC2017で世界初の「4K/HDR対応スマホ」となる「Xperia XZ Premium」を発表したが、本機のほかにサムスンのGalaxy Tab S3とLGエレクトロニクスのLG G6もHDR対応のモバイル端末として、今年のMWCで名乗りをあげている。
HDR対応と言っても、じゃあスマホで楽しめるコンテンツは何かあるの?という話になるわけだが、当面はOTTの動画配信サービスからの提供を待つことになりそうだ。
MWCのタイミングでは、Amazonプライム・ビデオとNetflixがモバイル向けHDRコンテンツの配信を近々開始することを明らかにしている。いずれのサービスもスマホなどモバイル端末へのダウンロードができるようになるほか、LG G6についてはHDRの方式はHDR10とDolby Visionの両方をサポートすることになりそうだ。モバイル向けに専用のコンテンツがわざわざ制作される可能性は高くないと思うので、おそらくはテレビ向けHDRタイトルと同じ作品が揃うことになりそうだが、その規模感などについては続報を待ちたい。
■クアルコムはオーディオ関連の展示にも注力
クアルコムのブースは、メインの焦点はやはり次世代の高速通信技術として脚光を浴びる「5G」や、最新SoCの「Snapdragon 835」周辺のトピックスだが、オーディオに関わる展示もいくつか見つけることができた。