AV機能充実のスマホが多数
【MWC】注目の「音スマホ」「音タブレット」レポート。HTCのハイレゾ対応「U Play」など多数
本体にはUSB Type C接続のデジタルイヤホンが付属する。イヤホンの本体には通話用のほか、外音をピックアップするためのマイクも内蔵されている。
主な目的は独自のパーソナルイコライゼーション機能である「HTC Usonic」を使うためのもので、イヤホンを耳に装着した状態で低周波の測定音を飛ばして耳穴の中の状態を解析。音の聞こえ方をベストなコンディションに自動でアレンジするという機能だ。外の環境のノイズを打ち消すアクティブ・ノイズキャンセリング機能も搭載する。
端末自体は192kHz/24bitのハイレゾ再生に対応している。付属するUSBイヤホンをつないだ状態でも24bit再生ができて、そもそもアナログのイヤホン端子を積んでいないので、つまりはデジタルイヤホンを直結して192kHz/24bit再生ができるスマホということになる。佇まいもスタイリッシュなスマホなので、日本での発売もぜひ期待したい。
このほかにもスウェーデンのスタートアップを集めた共同展示のブースにEARINが出展。CESで発表した最新の完全ワイヤレスイヤホン「M-2」を紹介していた。
同社のセールスディレクターであるSebastien Domingues氏は、「本体にハンズフリー通話用のマイクを内蔵しながら、M-1と比べて重さがわずか0.1gしか増えていないのが新モデルの特徴」と語る。左右のユニットにマイクを2基ずつ乗せて、高精度なアルゴリズムによりノイズを除去したクリアな音声通話が可能になるという。
スマホとのペアリングは引き続きBluetooth経由になるが、左右のユニットはより安定性の高いNFMI(Near Field Magnetic Induction)で接続する方式に変更された。左右のハウジングの表側にはタッチセンサーリモコンも内蔵。音楽再生と一時停止だけでなく、マルチタッチでの曲送りも可能だ。Domingues氏は「近く日本でのローンチに関する案内ができるかもしれない」と語ってくれた。
(山本敦)