国内プレス向けの初のお目見え
「HTC U11」プレス体験会開催。「常に最先端技術を投入するHTC渾身のモデル」
5月24日、HTCスマートフォンの最新モデル「HTC U11」の、プレス向け体験会が催された。今回はその模様をレポートする。
今年新たにHTC NIPPONの代表取締役社長に就任された児島全克氏からHTCと「U11」の概要を紹介がされ、続いてマーケティング担当シニアマネージャーの西村啓太氏から詳しい機能面の説明があった。
なお国内で取り扱う携帯電話キャリアはまだ発表できず、SIMフリーモデルの販売は考えていないとのこと。
「U11」グローバルモデルについては、5月16日にHTCの台湾本社で行われたローンチイベントのニュース(関連記事 1)、並びに山本敦氏によるレポートにてお伝えした(関連記事 2)が、いま一度その特徴を簡単にまとめてしまうと、
(1)全面ガラスの曲面デザイン「リキッド・サーフェイス・デザイン」
(2)約1,200万画素とF値1.7を誇るメインカメラ、約1,600万画素のサブカメラ
(3)握りを感知する感圧センサー「エッジ・センス」
(4)独自AIを含めた3種類のAIを搭載
(5)オートキャリブレーション、ノイズキャンセリング、ハイレゾに対応したイヤホン
といった先進的な機能を備えたスマートフォンということになる。
基本スペックを改めて紹介すると、約5.5インチのディスプレイとAndroid7.1.1、3000mAhのバッテリー、4+4コアの最新CPU・Snapdragon835に64GB ROM、4GB RAMを搭載。USB端子はType-Cを採用。Bluetooth4.2、NFC、IP67の防水防塵に対応する。
また日本モデルの独自仕様として、カメラ撮影のシャッター音やFelica機能、カメラ起動時に「エッジ・センス」でメイン・サブカメラの切り替え機能が追加される。
■タッチ操作の次を提案する先進機能が満載
来場者には「U11」のデモ機が1台ずつ貸し出され、西村氏の機能解説に合わせて実際に操作することができた。
金属で作られた筐体に数種類の塗装を積み重ね、その上全面をガラスで包んだ「リキッド・サーフェイス・デザイン」は、光の当たり方によって様々な色合いに変化する。表面は非常に滑らかで、高級感がある上、水深1mに30分耐えるIPX7防水を備える。日本におけるカラーバリエーションはブリリアントブラック/アイスホワイト/サファイアブルー/アメイジングシルバーの4色だ。
米国のカメラセンサー評価団体「DxOMark」から世界最高水準の評価を得たというカメラ部は、メインが約1,200万画素、サブが約1,600万画素。数値上はサブカメラが勝っているが、メインカメラの内部センサーの方が大型。「一眼レフと遜色ない」という「ウルトラスピード・オートフォーカス」と、非常に低いF値1.7を備えるため、暗い場所でも明瞭で鮮やかな写真が簡単に取れるという。ビデオ撮影時にはマイクが連動し、4つの高感度マイクがズームした方向を集中して集音する機能を備えている。
本体下部の両脇を握りしめることで動作する「エッジ・センス」機能は、長押し、短押しによって別々の機能を使い分けることができ、アプリの起動やカメラのシャッター操作が可能。「エッジ・センス」機能自体のON/OFFや、反応する握りの感度は設定画面から調整できる。他社製のアプリの操作に「エッジ・センス」を割り当てられるアップデートも予定しているという。
付属のハイレゾ対応イヤホンはUSB Type-C端子に接続。耳の形状を計測して聴こえを自動調整するオートキャリブレーション、ノイズキャンセリングを備える。実際にオートキャリブレーションを試してみたが、イヤホンを装着後に設定画面から「HTC Uソニック・ハイレゾ」メニューを開き計測を開始、イヤホンから測定用の小さなホワイトノイズが流れたと思うと、もう設定が完了していた。キャリブレーション効果はスワイプメニューから気軽にON/OFFできるので比較してみたが、ON時には明らかに高音・低音が伸び、ワイドレンジな出音になった。
ノイズキャンセルは音楽の邪魔になる音を消し、人の呼びかけや身の安全に関わる音は聴こえるよう、しきい値を設けているという。これによって風の音をノイズキャンセルが拾って大きくしてしまう問題の対策もできたという。
3.5mmステレオミニ端子は内蔵されていないが、他社製イヤホンも使えるよう、USB-3.5mmステレオミニ変換ケーブルが同梱されている。
独自AI「センス・コンパニオン」は端末の利用状況を学習する。西村氏は一例として、使用しないアプリをタスクキルしてバッテリー消費を抑えるといった機能をあげていた。同時に音声認識AI「Google Assistant」を搭載し、後日のアップデートで「Amazon Alexa」にも対応する。これにより「Amazon Echo」と同等の機能を備えるようになるという。こういった機能に関して西村氏は「ある種、スマートフォンの範疇を超えつつあると言えるのでは」と述べた。
国内価格などに関しては各携帯電話キャリアからの発表待ちということだが、「常に最先端の技術を導入する」というHTCらしい、非常に先進的な機種といえる。自身も元エンジニアという経歴を持つ児島社長は、「HTCはスマートフォン開発を専業としてきて、今年で20周年を迎える。U11はそれを飾る渾身の機種」と語っていた。
今年新たにHTC NIPPONの代表取締役社長に就任された児島全克氏からHTCと「U11」の概要を紹介がされ、続いてマーケティング担当シニアマネージャーの西村啓太氏から詳しい機能面の説明があった。
なお国内で取り扱う携帯電話キャリアはまだ発表できず、SIMフリーモデルの販売は考えていないとのこと。
「U11」グローバルモデルについては、5月16日にHTCの台湾本社で行われたローンチイベントのニュース(関連記事 1)、並びに山本敦氏によるレポートにてお伝えした(関連記事 2)が、いま一度その特徴を簡単にまとめてしまうと、
(1)全面ガラスの曲面デザイン「リキッド・サーフェイス・デザイン」
(2)約1,200万画素とF値1.7を誇るメインカメラ、約1,600万画素のサブカメラ
(3)握りを感知する感圧センサー「エッジ・センス」
(4)独自AIを含めた3種類のAIを搭載
(5)オートキャリブレーション、ノイズキャンセリング、ハイレゾに対応したイヤホン
といった先進的な機能を備えたスマートフォンということになる。
基本スペックを改めて紹介すると、約5.5インチのディスプレイとAndroid7.1.1、3000mAhのバッテリー、4+4コアの最新CPU・Snapdragon835に64GB ROM、4GB RAMを搭載。USB端子はType-Cを採用。Bluetooth4.2、NFC、IP67の防水防塵に対応する。
また日本モデルの独自仕様として、カメラ撮影のシャッター音やFelica機能、カメラ起動時に「エッジ・センス」でメイン・サブカメラの切り替え機能が追加される。
■タッチ操作の次を提案する先進機能が満載
来場者には「U11」のデモ機が1台ずつ貸し出され、西村氏の機能解説に合わせて実際に操作することができた。
金属で作られた筐体に数種類の塗装を積み重ね、その上全面をガラスで包んだ「リキッド・サーフェイス・デザイン」は、光の当たり方によって様々な色合いに変化する。表面は非常に滑らかで、高級感がある上、水深1mに30分耐えるIPX7防水を備える。日本におけるカラーバリエーションはブリリアントブラック/アイスホワイト/サファイアブルー/アメイジングシルバーの4色だ。
米国のカメラセンサー評価団体「DxOMark」から世界最高水準の評価を得たというカメラ部は、メインが約1,200万画素、サブが約1,600万画素。数値上はサブカメラが勝っているが、メインカメラの内部センサーの方が大型。「一眼レフと遜色ない」という「ウルトラスピード・オートフォーカス」と、非常に低いF値1.7を備えるため、暗い場所でも明瞭で鮮やかな写真が簡単に取れるという。ビデオ撮影時にはマイクが連動し、4つの高感度マイクがズームした方向を集中して集音する機能を備えている。
本体下部の両脇を握りしめることで動作する「エッジ・センス」機能は、長押し、短押しによって別々の機能を使い分けることができ、アプリの起動やカメラのシャッター操作が可能。「エッジ・センス」機能自体のON/OFFや、反応する握りの感度は設定画面から調整できる。他社製のアプリの操作に「エッジ・センス」を割り当てられるアップデートも予定しているという。
付属のハイレゾ対応イヤホンはUSB Type-C端子に接続。耳の形状を計測して聴こえを自動調整するオートキャリブレーション、ノイズキャンセリングを備える。実際にオートキャリブレーションを試してみたが、イヤホンを装着後に設定画面から「HTC Uソニック・ハイレゾ」メニューを開き計測を開始、イヤホンから測定用の小さなホワイトノイズが流れたと思うと、もう設定が完了していた。キャリブレーション効果はスワイプメニューから気軽にON/OFFできるので比較してみたが、ON時には明らかに高音・低音が伸び、ワイドレンジな出音になった。
ノイズキャンセルは音楽の邪魔になる音を消し、人の呼びかけや身の安全に関わる音は聴こえるよう、しきい値を設けているという。これによって風の音をノイズキャンセルが拾って大きくしてしまう問題の対策もできたという。
3.5mmステレオミニ端子は内蔵されていないが、他社製イヤホンも使えるよう、USB-3.5mmステレオミニ変換ケーブルが同梱されている。
独自AI「センス・コンパニオン」は端末の利用状況を学習する。西村氏は一例として、使用しないアプリをタスクキルしてバッテリー消費を抑えるといった機能をあげていた。同時に音声認識AI「Google Assistant」を搭載し、後日のアップデートで「Amazon Alexa」にも対応する。これにより「Amazon Echo」と同等の機能を備えるようになるという。こういった機能に関して西村氏は「ある種、スマートフォンの範疇を超えつつあると言えるのでは」と述べた。
国内価格などに関しては各携帯電話キャリアからの発表待ちということだが、「常に最先端の技術を導入する」というHTCらしい、非常に先進的な機種といえる。自身も元エンジニアという経歴を持つ児島社長は、「HTCはスマートフォン開発を専業としてきて、今年で20周年を迎える。U11はそれを飾る渾身の機種」と語っていた。