待望の「Wおまチャプ」も実現
ソニーBDレコーダー最上位機「BDZ-EX200」の新機能を折原一也が体験!
●「思い出ディスクダビング」でビデオや写真を自動でBD化
BDZ-EX200を実際に操作してみて、「これは使える」と感じた新機能が「思い出ディスクダビング」だ。
「思い出ディスクダビング」とは、簡単に説明してしまうとビデオカメラやデジカメの映像や写真をダビングする際、メニュー付きディスクを作る機能だが、実際に作成してみると単純にメニュー付きディスクと呼べないほど独創的だ。
「思い出ディスクダビング」を実行するには、あらかじめAVCHD/HDVの映像やデジカメ写真(USB端子などで取り込める)をHDDに取り込んでおく。あとはダビングするだけの操作でビデオ・写真を一つにまとめてディスクを作ることができる。単純に「残す」だけから一歩進んで、大画面で見て楽しいディスクを簡単に作れるのでビデオカメラやデジカメユーザーは注目だ。なお、作成したディスクはPS3でも再生できた。
●録画ファン向けの機能とオールマイティさを両立
BDZ-EX200の機能や、操作性を向上させる新機能をざっと紹介してきた。BDZ-EX200で追加された新機能は一見地味に感じるかもしれないが、ソニーのBDレコーダーは従来から多機能であり、新たに手を入れるべき部分が少ないという見方が正しいだろう。
一方で「スカパー!HD」への録画に対応した事や「おまかせチャプター」が2番組同時録画になった事など録画ファン向けの取り組みを進め、「ビデオカメラ取り込み」「おでかけ・おかえり転送」や「ソニールームリンク」(DLNAホームサーバー)、「アクトビラ ビデオ/ダウンロードサービス」対応と、機器連携やネットワーク機能を進化。オールマイティぶりにますます磨きをかけた。特に「スカパー!HD録画」のような目玉といえる機能を持っているだけに、今後より使い込めば、様々な活用が出来そうなモデルの登場である。
(折原一也)
筆者プロフィール
埼玉県出身。コンピューター系出版社編集職を経た後、フリーライターとして雑誌・ムック等に寄稿し、現在はデジタル家電をはじめとするAVに活動フィールドを移す。PCテクノロジーをベースとしたデジタル機器に精通し、AV/PCを問わず実用性を追求しながら両者を使い分ける実践派。