スマホやタブレットと簡単連携
WiFi対応でビデオカメラが変わる ー JVC“Everio”新モデル「VX/EXシリーズ」を試す
JVCのデジタルビデオカメラ“Everio”のラインナップに、初めて本体にWiFi機能を搭載したスリムボディのVXシリーズ、コンパクトなエントリーのEXシリーズが加わる。今回はライターの会田肇氏が、新シリーズのWiFi機能とその使い勝手を徹底検証した。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
WiFi対応の“Everio”が一気に2シリーズ誕生
無線LAN機能を多彩に活用できる新しいコンセプトのビデオカメラ、それがJVCケンウッドの“Everio”「GZ-VX770」(内蔵メモリ32GB)と、「GZ-EX270」(同32GB)、および「GZ-EX250」(同16GB)だ。3モデルともWiFi機能に対応しており、カメラをスマートフォンやタブレットなど他のWi-Fi機能搭載のデバイスにダイレクト接続できる「Wi-Fi Direct」、あるいは家庭内LANにワイヤレス接続できる。
VX770はスリムな高画質機として評価を得ている「Vシリーズ」、EX270/EX250はエントリー機である「Eシリーズ」の兄弟モデルで、EX270とEX250の違いは内蔵メモリの容量のみ。
無線LAN経由で動画や静止画を送信すること自体は決して珍しいことではないが、Everioがスゴイのは、カメラ本体の撮影機能を活用し、顔や被写体の動きを自動検出して撮影した静止画を指定のメールアドレスへ送信したり、カメラで記録した映像をスマートフォンやタブレットなどへインターネット経由で転送する機能もWiFiで連携できるようにした点だ。
この使い勝手を実現したことによって、ビデオカメラは単に映像や写真を記録するだけの道具から、より多機能なコミュニケーションツールへと発展を遂げ、ここに一つの将来に向けたビデオカメラの姿が見えてくる。
スリムな上位機の“VXシリーズ”/実力十分のエントリー機“EXシリーズ”
そもそもVXシリーズは幅36mmのスリムボディを持ちながら画質にもこだわった“Everio”の中核機だ。EXシリーズは撮像素子の性能がVXシリーズと異なるため、高画質ではVXシリーズに譲るが、それぞれにビデオカメラとして十分に完成度の高い画質を実現している。
WiFi機能の魅力を表す好例が、今回のシリーズに採用された「モニタリング」機能である。カメラの基本機能を遠隔地から操作できるようになるもので、「ダイレクトモニター」機能ではWi-Fi Directを使ってスマートフォンやタブレット(iOS4.3.5以降、Android2.1以降)と直接接続して操作ができる。インターネットを経由すれば「おでかけモニター」として外出先からの操作も可能だ。
次にビデオカメラらしいメール機能として搭載されたのが「お知らせメール」だ。ビデオカメラが人の顔や動きを検出すると自動的に静止画を撮影し、Eメールに添付して指定したアドレスへ送信する。これらの機能は離れた所にいる家族の様子をネット経由でチェックしたり、簡易な防犯用としても利用できることから注目される。
最大15秒までの短いメッセージ動画を、登録済みの最大8件までのメールアドレスに送信できる「ビデオメール」機能にも工夫が見られる。撮影時は5秒前からモニターにカウントダウンが表示され、フルHDのAVCHDクオリティで撮影した映像を、WiFi送信時に利用するMP4にカメラ側で自動変換してくれるので、撮影の度にわざわざ画質モードを切り替える必要がない。
そして、スマートフォン等との連携機能は、撮影した動画や静止画をWi-Fi Direct、あるいはインターネット経由で転送して共有でき、スマートフォンで取得したGPS機能とも連携できる。まさに“Wi-Fi芸”をもってビデオカメラの新たな方向性を提案しているのだ。
WiFi対応の“Everio”が一気に2シリーズ誕生
無線LAN機能を多彩に活用できる新しいコンセプトのビデオカメラ、それがJVCケンウッドの“Everio”「GZ-VX770」(内蔵メモリ32GB)と、「GZ-EX270」(同32GB)、および「GZ-EX250」(同16GB)だ。3モデルともWiFi機能に対応しており、カメラをスマートフォンやタブレットなど他のWi-Fi機能搭載のデバイスにダイレクト接続できる「Wi-Fi Direct」、あるいは家庭内LANにワイヤレス接続できる。
VX770はスリムな高画質機として評価を得ている「Vシリーズ」、EX270/EX250はエントリー機である「Eシリーズ」の兄弟モデルで、EX270とEX250の違いは内蔵メモリの容量のみ。
無線LAN経由で動画や静止画を送信すること自体は決して珍しいことではないが、Everioがスゴイのは、カメラ本体の撮影機能を活用し、顔や被写体の動きを自動検出して撮影した静止画を指定のメールアドレスへ送信したり、カメラで記録した映像をスマートフォンやタブレットなどへインターネット経由で転送する機能もWiFiで連携できるようにした点だ。
この使い勝手を実現したことによって、ビデオカメラは単に映像や写真を記録するだけの道具から、より多機能なコミュニケーションツールへと発展を遂げ、ここに一つの将来に向けたビデオカメラの姿が見えてくる。
スリムな上位機の“VXシリーズ”/実力十分のエントリー機“EXシリーズ”
そもそもVXシリーズは幅36mmのスリムボディを持ちながら画質にもこだわった“Everio”の中核機だ。EXシリーズは撮像素子の性能がVXシリーズと異なるため、高画質ではVXシリーズに譲るが、それぞれにビデオカメラとして十分に完成度の高い画質を実現している。
WiFi機能の魅力を表す好例が、今回のシリーズに採用された「モニタリング」機能である。カメラの基本機能を遠隔地から操作できるようになるもので、「ダイレクトモニター」機能ではWi-Fi Directを使ってスマートフォンやタブレット(iOS4.3.5以降、Android2.1以降)と直接接続して操作ができる。インターネットを経由すれば「おでかけモニター」として外出先からの操作も可能だ。
次にビデオカメラらしいメール機能として搭載されたのが「お知らせメール」だ。ビデオカメラが人の顔や動きを検出すると自動的に静止画を撮影し、Eメールに添付して指定したアドレスへ送信する。これらの機能は離れた所にいる家族の様子をネット経由でチェックしたり、簡易な防犯用としても利用できることから注目される。
最大15秒までの短いメッセージ動画を、登録済みの最大8件までのメールアドレスに送信できる「ビデオメール」機能にも工夫が見られる。撮影時は5秒前からモニターにカウントダウンが表示され、フルHDのAVCHDクオリティで撮影した映像を、WiFi送信時に利用するMP4にカメラ側で自動変換してくれるので、撮影の度にわざわざ画質モードを切り替える必要がない。
そして、スマートフォン等との連携機能は、撮影した動画や静止画をWi-Fi Direct、あるいはインターネット経由で転送して共有でき、スマートフォンで取得したGPS機能とも連携できる。まさに“Wi-Fi芸”をもってビデオカメラの新たな方向性を提案しているのだ。