山之内 正が「LC-70X5」の画質を検証
巨大画面で「世界が変わる」 − 液晶テレビ最大の70インチ “AQUOS” を徹底視聴
■録画やネットワークなど機能充実
機能面ではUSB-HDDへの録画ができることに加え、スマートフォンの動画や写真を大画面に映し出す「スマートファミリンク」にも対応している。DLNAとインターネット経由の動画配信はもちろんのこと、独自ポータルの「AQUOS City」(関連記事)を用意し、ショッピングなど多様なサービスを利用することもできる。
■テレビとネット機能が同時に使える
「AQUOS City」では、余裕のある画面サイズを生かし、画面を左右に分割して放送とウェブブラウザ画面を同時に表示することが可能。これを利用すれば既存のテレビとはひと味違うスタイルでも活用できる。
70型は32型の画面4枚分よりも大きいので、2分割してもテキストが読みづらくなる心配がなく、左側に表示される映像は十分に鑑賞に堪える情報量を確保している。
本機が画質に優先順位を置く製品であることは、詳細項目が並ぶ画質設定メニューの構成からも明らかだ。特にプロ設定に入るとガンマとカラーの詳細な設定が利用できるようになり、時間をかけて画質を追い込みたいときに威力を発揮する。そのほか、サブピクセルを利用して精細感を向上させ、なめらかな質感を引き出す「フルハイプラス」のオン/オフもこのメニューからアクセス可能だ。
■巨大画面が生み出すスケールの大きさに圧倒
LC-70X5を視聴室に入れると、まずはその巨大画面が生み出すスケールの大きさに圧倒される。50V型や60V型のテレビは見慣れているせいか以前ほど大きく感じなくなったが、70インチはそれとは別格の存在感があり、65インチと比べても世界が異なる印象だ。