音質は? 使い勝手は?
【レビュー】話題の「WALKMAN」搭載スマホ、ソニー「Xperia SX」を試す
■本物の”ウォークマン”に似た高音質設計
「Xperia SX」最大のポイントは、「WALKMAN」アプリに象徴される音楽プレーヤーとしての側面だ。
PCから「Xperia SX」へのメディアファイルの転送は、PS Vitaを始めとしたSony Network Entertainmentのコンテンツ「Media Go」がデフォルトの転送ソフトとなっており、PC接続時に「Xperia SX」からインストール可能だ。
「Media Go」を起動してライブラリに楽曲を追加しておけば、自動的にアルバムを転送できる。iTunesでファイルを管理している環境でも、「マイミュージック」以下のフォルダにライブラリがあれば自動で登録可能だ。「Media Go」を利用できない環境では、MicroSDに直接ファイルをコピーすることも可能だ。
「Xperia SX」による音楽再生は、ホームメニューにある「WALKMAN」アプリを起動する。再生画面はジャケットを表示できるほか、曲、アルバム、アーティストで検索できる。なお、Facebookと連動する「友達の音楽」機能もあるのだが、アプリを登録しても筆者の知人には使っている人がまだいなかったため、同機能はテストできなかった。
「マイミュージック」からは、ウォークマンZシリーズなどにも搭載されている12音階解析「おまかせチャンネル」による楽曲のオートセレクトも使えて、BGM感覚で聞き流す時にも役に立つ。
音楽プレーヤーとしてユニークなのが、再生中にリンクボタンを押すことで、歌詞、Wikipedia、YouTube等での検索が行えることだ。ランダムに聞いていて気になった曲の情報をすぐに検索し表示でき、たとえば即座に歌詞カードを表示することもえきる。通常のスマートフォンではできない、音楽プレーヤーに対する大きなアドバンテージとなるだろう。