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使い勝手は?音質は?

あのDeNAが始めた音楽サービス「Groovy」をさっそく試してみた

公開日 2013/04/01 15:24 ファイル・ウェブ編集部:小野佳希
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なお、同社広報部に確認したところ、歌詞情報はきちんとJASRAC等の許諾を受けた90万曲以上を用意しているとのこと。ストリーミング再生およびダウンロード購入できる100万曲以上という数値よりも歌詞情報の数が少ないが、「アーティストの意向などで歌詞表示を行っていない楽曲もあるため」だという。

また、「Groovy」および「Groovy Store」に楽曲を提供していないアーティストについても歌詞表示は対応。例えば記者の端末にたまたま入っていた懐メロ系オムニバス作品内の「ハイスクールララバイ(イモ欽トリオ)」なども歌詞を表示してくれ、「そこまで対応してくるのか!」と笑ってしまった。

メジャーレーベルのものであれば意外とマニアックな曲の歌詞表示にも対応している模様

もちろん歌詞表示は洋楽にも対応。歌詞が見つからなかった場合は「歌詞のリクエスト」ボタンをタップしてリクエストを送信することもできる。

ジャケット画像検索もかなり優秀で、たいていの楽曲で正しい画像を探して表示してくれた。もちろんジャケット画像についても、Groovyがレコード会社各社から正式に提供を受けたものを使用している。「このアプリで音楽を聴いている限り」という限定条件がつくが、高橋敦氏が連載記事「オーディオ絶対領域」のなかの『iTunes「アートワーク」完全コレクト大作戦』で紹介してくれたような手順を省略できる。

音楽再生の際の「ホーム」画面となる「ライブラリ」。使い続けるうちにジャケット画像情報などがキャッシュされて華やかになっていく。また、似たようなミュージシャン同士などでのプレイリスト自動作成機能も備えている

■不満もあるが一度試してみる価値はアリ

なかなか面白く使えるアプリだが、もちろん不満に感じる点もある。例えばストリーミング再生時は、既にダウンロード購入済みだったり、以前にチケットを使ったことのある楽曲であっても、フル再生のたびにチケットが必要になる。64kbpsというビットレートもあり、正直に言ってストリーミング再生をメインに使うのはかなり厳しいと感じる(おそらくDeNA自身もここをメインには考えていないのではないだろうか)。

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