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使い勝手は?音質は?

あのDeNAが始めた音楽サービス「Groovy」をさっそく試してみた

公開日 2013/04/01 15:24 ファイル・ウェブ編集部:小野佳希
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また、ダウンロード購入では、関連アーティストのレコメンドなど面白い機能も備えるものの、「Groovy Store」自体には試聴機能がなく、試聴をしたければ「Groovy」アプリに戻る必要がある。しかし「Groovy Store」から「Groovy」アプリ戻る導線が用意されていない。サービス全体としてみたときに「惜しい」と感じる部分がいくつか見られるのも事実だ(ちなみに記者の環境ではモバイル版FirefoxでGroovy Storeの表示が一部崩れていた)。

firefoxでは一部で表示が崩れた(なおChromeでは問題なく表示された)

なお、前述のように歌詞やジャケットの自動取得という大きな特徴があるものの、音楽プレーヤー機能自体はイコライザーなどがない非常にシンプルな構成。ヴォーカルを聴くにはちょうどいいサウンドバランスだが、昨今のJ-POPの傾向などを考えると、低音ブーストなどのメニューがあってもよいのではないかとも感じた。また、スマホのロック画面からの操作にも現在のところ対応していない。このあたりは今後のアップデートに期待したいところだ。

しかし、歌詞表示機能は上述したような不満を忘れさせるくらいの面白さを持っている。事前に自分で何かを用意する手間がなく、また、再生時も通常の音楽再生を行うだけで勝手に歌詞を見つけてきてくれる(「歌詞を探す」ボタンを押す、などの動作が一切必要ない)という手軽さはとても便利だ。

歌詞を検索している時間は3〜5秒程度で、あまり待たされている感覚もない。また、見つからない場合はいつまでも検索を続けるのでなく、スパッと諦め「歌詞が見つかりませんでした」と表示。「もしかしたら見つかるかも…」と淡い期待を抱き続けて結局がっかりさせられる、ということがないのも潔くていい。

ソーシャル機能にもよって「使えば使うほど好みの楽曲に出会いやすくなる」という点がセールスポイントに挙げられる本アプリだが、歌詞表示機能だけでも結構遊べると思う。一度試してみる価値はあるのではないだろうか。

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