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【特別企画】田村ゆかり/井口裕香/上坂すみれ/日笠陽子

今期春アニメOP/EDを堪能できるのはコレ!高橋敦のTDKイヤホンスクランブルテスト

公開日 2013/06/25 10:00 取材・執筆/高橋 敦
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井口裕香「Grow Slowly」


「とある科学の超電磁砲S」は人気作品の待望の2期。2クール構成の前半は黒子たんの見せ場がなかったが、やっと盛り上がってまいりました!! さておきオープニング曲のfripSide「sister's noise」はチャート1位を獲得。しかしここは僕の趣味全開で前期エンディングの井口裕香さん「Grow Slowly」をむ〜〜〜んっとピックアップだ!その伸びやかな声とロックサウンドを満喫できるTDKイヤホンとなると…

僕のセレクトはIE800ですの!


まずはもちろん井口裕香さんのボーカルの感触が大切だ。この曲の井口さんの歌声には愛しさや切なさや力強さなど様々な表情が豊かに含まれている。具体的には声色や抑揚、瞬間的な裏声の使い方など、歌の表現が多彩なのだ。そこで低音用と高音用の2基のダイナミック型ドライバーを搭載するIE800が活躍!ダイナミック型らしさで声の自然な厚みや力強さを確保しつつ、チタン製振動板の高音用ドライバーで歌の繊細な表現や手触り感も再現。こいつはゆかちの歌を堪能できる逸品!

ゆかちの歌を堪能できてニンマリ

疾走感溢れるバンドサウンドの再現性も上々だ。この曲を主導するディストーションギターが厚みとキレを兼ね備えている。これもダイナミック型×2基のおかげだろう。またベースはゴツゴツした迫力は少し和らぐものの、厚みや濃さのある音色でドライブする。

低音用と高音用の2基のダイナミック型ドライバーを搭載している

IE800。ケーブルはからみにくいフラットケーブル

他のイヤホンもそれぞれに魅力的な部分があるので、そちらにも触れておこう。

TH-ECBA700で聴くと、声もバンドサウンドも厚みや重みは控えめにはなる。しかしその代わりに、声も楽器もスカッと抜ける気持ちよさを感じられる。この曲のアートワークは「井口裕香+青空」なのだが、そのイメージに近いサウンドと言える。

TH-ECMA600で聴くと、歌の存在感や細かな表現は少し弱まるのだが、演奏のエネルギーがミドルレンジにぎゅっと凝縮されてベースやギターのガッツが強まり、この曲のアグレッシブな部分がより生かされる。この曲のロックな部分をより生かしてくれる音だ。

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