圧倒的なNC性能
【レビュー】ボーズ初のノイズキャンセリングイヤホン「QuietComfort 20」
「QC 20」シリーズの本体を構成する要素
QC 20シリーズにはAndroid/Windows系のスマートフォンとBlackBerryに対応するシングルボタンリモコンの通常モデルと、iOSデバイスのコントロールに対応する3ボタンリモコンの「QuietComfort 20i headphones」(QC 20i)の2モデルがある。筆者はふだんiPhone/iPod touchを使用しているため、今回は「QC 20i」でテストを行った。
本体はイヤホン部分と、デジタルNC回路を内蔵するコントロールモジュール、およびマイク付コントローラーの3ピース構成。本体のカラーリングはチャコールグレーとシルバーを基調としたシンプルな色合いで整えられている。ツートンカラーのケーブルはダークグレーとライトグレーの2色を螺旋状に配色している。インナーイヤータイプの「Bose IE2 audio headphones」のホワイトとブラックのコンビネーションよりも、若干トーンを落とした落ち着いた色合いだ。
ケーブル全体の長さは約1.3m。筆者の場合は、バッグの中やズボンのポケットにiPod touchとコントロールモジュールを入れ、イヤホンを装着するとちょうど良いぐらいの長さに収まった。コントロールモジュール自体は薄く軽量で持ち運びやすい。ただし問題は、コントロールモジュールとポータブルプレーヤー間のケーブル長が5cmぐらいと非常に短いため、気がつくとコントロールモジュールだけポケットの外に飛び出る場合があること。ポタアン用にアクセサリーメーカーなどから販売されているシリコン製のベルトを使い、両者をバンドルさせてみたらどうかと試してみたのだが、よく考えてみると、これではタッチパネルを操作する時に邪魔になる。
イヤホン本体のほか、商品パッケージに含まれているのはS/M/Lの3サイズの「StayHear+チップ」と、コントロールモジュールの充電用USBケーブル、ソフトタイプの専用キャリングケースだ。航空機用変換アダプターは付いていない。
3つの大きさが揃うイヤーチップは、取り外したときにも種類の違いが一目でわかるよう、ノズル側のカラーリングが色分けされている。