内蔵アンプも「S-Master HX」に進化
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■ポータブルオーディオプレーヤーとしての機能強化も
このほかにも、ポータブルオーディオプレーヤーとしての機能強化も図られている。
本体ディスプレイは、昨年モデルの3.5インチ(800×480/WVGA)から4.0インチ(854×480/FWVGA)に大型化された。BRAVIAの技術を応用した「トリルミナスディスプレイ for mobile」や、外光による反射を抑えられる「オプティコントラストパネル」を採用したことで、動画再生もよりいっそう快適に楽しむことができる。
もちろんマルチアプリケーション対応も昨年モデルと同様に実現。Android OS 4.1を搭載して、Google Playから購入したアプリを自由に追加できる。ただしカメラ機能は非搭載で、これは個人的には搭載して欲しかったところだ。
内蔵バッテリーのスタミナは25時間から35時間へ約10時間アップ。本体側面にはボリューム調整のほかに新たに再生/停止、曲送り/戻しのハードウェアボタンを搭載している。その都度本体を起動させて画面を見なくても曲操作が行えるので、この点はiPod touchよりも優れたポイントだ。なお、画面ロック時はハードウェアボタンの操作を無効にするメニューも設けられている。
音楽プレーヤーアプリの「W.ミュージック」も、基本UIをタイル表示にして視認性をアップ。再生画面からのプレイリスト追加やライブラリへの遷移もスムーズに行える。なおソフトウェアキーボードを使って、楽曲名による検索が行える機能も年内にアップデートで追加を予定している。
ほかにはソニー製品が急速に搭載機を拡大している「NFC」に本機も対応。外部スピーカーやBTヘッドセットなど対応製品とのワンタッチ接続が行えるのも便利になったポイントだ。