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[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域

【第67回】ただの色物じゃない!ソニーのヘッドホン/スピーカー合体ウォークマンを試す

公開日 2013/11/29 11:32 高橋敦
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■その他の基本スペックを確認!

本機のその他の部分についても、ざっと触れておこう。

ヘッドホンとしてはまず、一体型であるためにトータルでの音質チューニングが可能であり、そのおかげで高音質化が達成されているとのこと。ドライバー直径は30mmとまあ普通サイズ。「サウンドエンハンスメント」機能を搭載し、低音側または中高音側を強調させることもできる。「クリアベース」「クリアフェーズ」といった高音質処理機能も搭載。なお本機はアナログ接続で外部入力の音をヘッドホン・スピーカーで再生することも可能。

左耳側の上側には電源、ヘッドホンとスピーカーの切り替えなどのスイッチ

左耳側の下側には外部入力とUSB端子。USB端子はmicroB端子なのでスマートフォン用のケーブルなども流用できるはず

本機への音楽ファイルの転送には複数の選択肢が用意されている。

まずはドラッグ&ドロップ。PCに接続して本機をドライブとしてマウントして、音楽ファイルを本機の「MUSIC」フォルダにドラッグ&ドロップしてコピーすればよい。例えばiTunesのライブラリから直接のドラッグ&ドロップも可能だ。

ソニーユーザーならソニーのコンテンツ再生・管理アプリ「Media Go」を使うのがよいだろう。ぶっちゃけるとソニー版「iTunes」のようなアプリだ。これを使っておけば本機に限らず他のウォークマンやXperia、PSPなどもまとめて管理できる。

一方でMacユーザーに向けては「Contents transfer for Mac」というアプリが用意されている。このアプリを通してファイルをドラッグ&ドロップすると、そのファイルの種類に応じて自動的に「MUSIC」「VIDEO」「PICTUR」のいずれかのフォルダにファイルを振り分けてコピーしてくれる。本機の場合はMUSICしか扱えないのであまり関係ないが…

その他の基本スペックは、

・メモリー容量は4GB
・バッテリー駆動時間はヘッドホンで20時間、スピーカーで5時間
・約3分のクイック充電で約60分のヘッドホン再生が可能
・対応形式はMP3/WMA/ATRAC/リニアPCM/AAC

といったところだ。

次ページいよいよ音質チェック!スピーカー再生とヘッドホン再生をそれぞれ試す

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