【特別企画】ワンルームのアパートであらゆるソースを楽しむ
マランツ「SA-14S1」と過ごした1週間 − 編集部・小澤が全機能を自宅レポート
<6日目>iPhoneをデジタル接続で再生/USBメモリーを再生
SA-14S1の使いこなしを開始して早6日目。本機のデジタル入力はまだまだ活かせそうと考えて、片っ端から試してみる。まずはiPhoneの有線デジタル入力。USB-A端子に接続するので充電も一緒にできて便利である。帰宅したらiPhoneの電池の残量がわずかだったときなど、AirPlayではなく有線デジタル接続でまずは音楽を楽しめる。SA-14S1のデジタル部を活かして再生することができ、小音量のぱっと聴きではUSB-DACやCD再生とそれほど遜色ないサウンドでiPhoneをソースに楽しめてしまった。
USBメモリーも再生してみた。正直、記者個人としては使用頻度が少なそうだが、最近はアーティストが無料提供する音源を集めて、友人同士でUSBメモリーでシェアすることがよくある。こうした音楽をとりあえず確認するときは便利そう。対応フォーマットもMP3とWMAに加えて、WAV、AACも再生できるのが嬉しい。CDリッピングやiTunesで購入した音源も気軽に鳴らせる。
<7日目>純正アンプ「PM-14S1」とのコンビで味わうハイレゾ再生
前にも述べたように、平日はなかなか音が出せない。しかし、7日目はちょうど日曜日だ! SA-14S1をプリメインアンプ「PM-14S1」と接続して、近所に気を遣いながらも、大音量再生を楽しんでみた。
やはり、コンビのアンプと組み合わせると圧倒的だ。もう完全に別世界である。マランツのアンプというと繊細でやわらかくて“クラシック向き”だと漠然とした先入観があったのだが、ロックやポップス、さらにはクラブ系との相性もいい。低音の解像感が高く、ロックやクラブミュージックの肝になるベースの再現が素晴らしい。ボーカルやギターのニュアンスも豊かだ。SA-14S1と組み合わせると、好きな曲の隅から隅まで見渡せるようだ。
それから付け加えたいのが、小音量での再現性。夜中に小さな音で音楽を流すときにこの組み合わせを使ってみたのだが、小音量ながら、音場の全体像がくっきり見わたせる。大音量が出せないから良いアンプを買う意味がない、と思っていたのだが、そういう認識は間違っていたのかもしれない。
■“これ1台で全部OK”を体現したSA-14S1
マランツ「SA-14S1」は価格的にも本格的なオーディオ機器であり、例えばアパートで一人暮らししているような記者が使うイメージというのはあまりなかった。しかし、本機はSACD/CDドライブからUSB-DAC、ヘッドホンアンプまでを一台で完結するので、設置さえできてしまえば、限られたスペースでもあらゆるソースを高音質で楽しむことができると感じた。デジタル入力が豊富な点で拡張性が高く、PCに加えてiPhoneやゲーム機まで高音質再生するのに実用的だ。
サウンドの魅力については改めて記者が語る必要もないだろうが、自宅の環境でここまでの音が鳴っているという事実に素直に驚いた。特にUSB-DACの音質については、“PCに直接繋ぐようなコンポーネントをフルサイズの筐体に入れる必要があるのか”と考えていた自分の考え方を変えるものだった。252,000円は記者のような年齢の人間には安くはないが、これだけの機能と音質を個別の製品で実現しようとしたら、この金額では収まらないはず。設置スペースの点でも同様だ。SA-14S1が1台あれば音楽生活が一変する。それが実感できた1週間だった。
SA-14S1の使いこなしを開始して早6日目。本機のデジタル入力はまだまだ活かせそうと考えて、片っ端から試してみる。まずはiPhoneの有線デジタル入力。USB-A端子に接続するので充電も一緒にできて便利である。帰宅したらiPhoneの電池の残量がわずかだったときなど、AirPlayではなく有線デジタル接続でまずは音楽を楽しめる。SA-14S1のデジタル部を活かして再生することができ、小音量のぱっと聴きではUSB-DACやCD再生とそれほど遜色ないサウンドでiPhoneをソースに楽しめてしまった。
USBメモリーも再生してみた。正直、記者個人としては使用頻度が少なそうだが、最近はアーティストが無料提供する音源を集めて、友人同士でUSBメモリーでシェアすることがよくある。こうした音楽をとりあえず確認するときは便利そう。対応フォーマットもMP3とWMAに加えて、WAV、AACも再生できるのが嬉しい。CDリッピングやiTunesで購入した音源も気軽に鳴らせる。
<7日目>純正アンプ「PM-14S1」とのコンビで味わうハイレゾ再生
前にも述べたように、平日はなかなか音が出せない。しかし、7日目はちょうど日曜日だ! SA-14S1をプリメインアンプ「PM-14S1」と接続して、近所に気を遣いながらも、大音量再生を楽しんでみた。
やはり、コンビのアンプと組み合わせると圧倒的だ。もう完全に別世界である。マランツのアンプというと繊細でやわらかくて“クラシック向き”だと漠然とした先入観があったのだが、ロックやポップス、さらにはクラブ系との相性もいい。低音の解像感が高く、ロックやクラブミュージックの肝になるベースの再現が素晴らしい。ボーカルやギターのニュアンスも豊かだ。SA-14S1と組み合わせると、好きな曲の隅から隅まで見渡せるようだ。
それから付け加えたいのが、小音量での再現性。夜中に小さな音で音楽を流すときにこの組み合わせを使ってみたのだが、小音量ながら、音場の全体像がくっきり見わたせる。大音量が出せないから良いアンプを買う意味がない、と思っていたのだが、そういう認識は間違っていたのかもしれない。
■“これ1台で全部OK”を体現したSA-14S1
マランツ「SA-14S1」は価格的にも本格的なオーディオ機器であり、例えばアパートで一人暮らししているような記者が使うイメージというのはあまりなかった。しかし、本機はSACD/CDドライブからUSB-DAC、ヘッドホンアンプまでを一台で完結するので、設置さえできてしまえば、限られたスペースでもあらゆるソースを高音質で楽しむことができると感じた。デジタル入力が豊富な点で拡張性が高く、PCに加えてiPhoneやゲーム機まで高音質再生するのに実用的だ。
サウンドの魅力については改めて記者が語る必要もないだろうが、自宅の環境でここまでの音が鳴っているという事実に素直に驚いた。特にUSB-DACの音質については、“PCに直接繋ぐようなコンポーネントをフルサイズの筐体に入れる必要があるのか”と考えていた自分の考え方を変えるものだった。252,000円は記者のような年齢の人間には安くはないが、これだけの機能と音質を個別の製品で実現しようとしたら、この金額では収まらないはず。設置スペースの点でも同様だ。SA-14S1が1台あれば音楽生活が一変する。それが実感できた1週間だった。