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デレたお嬢様の妹、それが「MOMENTUM On-Ear」

人気女性声優8人×8色カラバリ総チェック! 推しタイトルをゼンハイザー「MOMENTUM On-Ear」で聴く

公開日 2014/08/21 12:40 高橋敦
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MOMENTUM On-Earは「いきなりデレたお嬢様の妹」なのだ!

さて本編の前にまずはモメたむことMOMENTUM On-Earについてさらっと復習しておこう。

ごく基本的なところから説明すると、「『MOMENTUM』をよりコンパクトにかつお手頃な価格にダウンサイジングしたモデル」がMOMENTUM On-Earだ。

そもそものMOMENTUMは何というか、「伝統ある名家のお嬢様キャラ的なヘッドホンブランドのゼンハイザーたんがいきなりデレた!」的な衝撃を放ったモデル。同社のヘッドホンといえば実用的というか無骨なルックスという印象が強かったが、MOMENTUMはいきなりカジュアル!

しかしカジュアルとはいっても元々の育ちが良いというか、前述のようにクラシカルであったりシックであったりという雰囲気も強く残し、上品におしゃれ。そこが他の多くの「いわゆるファッショナブル」なヘッドホンとの差別化になっている。

そしてその妹的なモデル、いや妹がMOMENTUM On-Earだ。デザインのアウトラインはMOMENTUMを素直に小型化した感じだが、デザインの細部には調整が加えられている。

例えばわかりやすいのはヘッドパッドとイヤーパッド。この部分の素材はMOMENTUMでは革系だが、MOMENTUM On-Earでは機能性の高いスエード調人工皮革アルカンタラに変更されている。

ヘッドバンド部とイヤーパッド部にはアルカンタラ素材を採用した

やはり革の方が風合いはよい。一方でアルカンタラは見た目も肌触りも軽快だ。ベーシックデザインは同じくしつつ、MOMENTUMは「本格」や「上質」、On-Earは「カジュアル」や「軽やか」といった要素を強めに打ち出している。シリーズ内での個性も立っているのだ。

で、カラバリについては最初の方に述べた通り。原色的なビビッドカラーではなく、落ち着いた色合いにうっすらとメタリックやパールの感じを合わせてあることがポイントだ。

もちろんMOMENTUM On-Earはサウンドのクオリティも優秀。ポータブル向けのチューニングということだろうが、中低音はプッシュされている。しかしそのプッシュの具合が巧い。ボワンと膨らませることなく、濃くて弾力の強い中低音だ。ベースが叩き出すロック系のドライブ感の表現は特に秀逸。

アップル用マイクリモコン付ケーブルも同梱

音調は全体にやや柔らかくウォームだが、ぼやけたソフトさにはしていない。シンバルは鋭さよりも厚みが印象的だが、抜けも確保されている。女性ボーカルの刺さる成分は、刺しが弱いと言えば弱いが、代わりに嫌な刺さり方もしない。

外観と同じくサウンドも、「活発なんだけれど根は上品で無茶はしていない」といった印象だ。

ではここから声優×モメたむ本番!なお以下、本機の呼称は「モメたむ」で統一する。

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