ハイレゾポータブルプレーヤーに新たな選択肢 ー コウォン「PLENUE 1」を野村ケンジが聴く (2/4) - PHILE WEB

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フラットかつ調整もできるサウンドが魅力

ハイレゾポータブルプレーヤーに新たな選択肢 ー コウォン「PLENUE 1」を野村ケンジが聴く

公開日 2014/09/26 11:00 野村ケンジ
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いっぽう、表示方法もかなり工夫されていて、上からアルバムジャケット、操作系、タイムカウントというレイアウトはごく一般的といえるものではあるが、タイムカウントに合わせてジャケット部分が色で塗りつぶされたり(左側から始まって曲が終わるときにすべて塗りつぶされる/透過しているのでジャケット画像はちゃんと見えている)、アナログ表示/デジタル表示の切り替えが可能なレベルメーター表示を用意するなど、随所に遊び心にあふれた内容になっている。また、表示スキン自体、5種類のなかから好きなタイプを選べるようになっている。こういった、ちょっとした選択肢が用意されているのも嬉しい限りだ。

ユーザーインターフェースのデザインは5種類のスキンから選択できる

レベルメーターは写真のようなバータイプとアナログ針タイプの2種類から選べる

肝心の音質に関しても、“20年間積み重ねた音響技術と2年間の開発期間”と銘打っただけあって、かなりの追求が為されている。

音質の要となるDACは、バーブラウン製「PCM1792A」をチョイス。こちらは、据え置き型の高級オーディオ機器で根強い人気を保つ高品位パーツだ。また、S/N比=120dB、THD+N=0.0006%、ステレオクロストーク=-134dBといったスペックを強調しているとおり、様々なノウハウを投入することで、ピュアで歪みのない、良質なサウンドを追求している。

いっぽうで、イコライザーやBBE+、コーラス、リバーブなどを複合設定できる「JetEffect 7」サウンドコントロールシステムも搭載。積極的に、サウンドキャラクターをコントロールできるようにもなっている。

次ページ実機を2週間使ってわかった操作性の完成度

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