アンプの地力からDolby Atmos再生まで徹底チェック
デノンのDolby Atmos対応AVアンプ「AVR-X4100W」を大橋伸太郎がレビュー
■アンプとしての基礎体力が高くHi-Fi再生も高品位
それでは、注目のDolby Atmos試聴に移ろう。これはデノン試聴室での印象である。この日のスピーカーレイアウトはトップ2列4基を使用した、外部アンプを接続しての5・1・4構成。ただし、デノンは必ずしも天井(トップまたはハイト)がマストと考えない。従来の7.1ch展開でもDolby Atmosプロセッシングでつながりがなめらかになり、高さ方向の表現力も拡大するという。
取材時点で試聴できたのはドルビー・ラボラトリーズのデモソフトに限られるのだが、オブジェクトオーディオに変わってもデノンの特徴である音のたくましい実在感が発揮され、音場の三次元的な一体感と密度に隙がない。
両日を通じてステレオ音楽ソフト(SACD、CD)も聴いたが、アンプのアナログ部の堅実な作りを反映して、浮ついたところのない、ソリッドで色付きのない音楽を楽しませる。ハイレゾについてはUSBメモリー内のDSDファイル再生に対応したほか、ネットワークオーディオプレーヤー機能も進化し、DSDやAIFFの再生に新たに対応している。
オブジェクトオーディオ(Dolby Atmos)、そして4K放送。オーディオビジュアル大変革の年に出現したシンボリックな製品がデノンのAVR-X4100Wである。新フォーマットに余裕の対応を果たしながら、手抜きを許さずデノンファンの期待に違わぬエネルギッシュな力強い音質を実現したのは朗報といえよう。しかも、Audysseyを継続しハイレゾ対応もきめ細かくアップデート。今期随一のハイパフォーマンス機として、すべてのオーディオビジュアルファン要注目の製品である。
それでは、注目のDolby Atmos試聴に移ろう。これはデノン試聴室での印象である。この日のスピーカーレイアウトはトップ2列4基を使用した、外部アンプを接続しての5・1・4構成。ただし、デノンは必ずしも天井(トップまたはハイト)がマストと考えない。従来の7.1ch展開でもDolby Atmosプロセッシングでつながりがなめらかになり、高さ方向の表現力も拡大するという。
取材時点で試聴できたのはドルビー・ラボラトリーズのデモソフトに限られるのだが、オブジェクトオーディオに変わってもデノンの特徴である音のたくましい実在感が発揮され、音場の三次元的な一体感と密度に隙がない。
両日を通じてステレオ音楽ソフト(SACD、CD)も聴いたが、アンプのアナログ部の堅実な作りを反映して、浮ついたところのない、ソリッドで色付きのない音楽を楽しませる。ハイレゾについてはUSBメモリー内のDSDファイル再生に対応したほか、ネットワークオーディオプレーヤー機能も進化し、DSDやAIFFの再生に新たに対応している。
オブジェクトオーディオ(Dolby Atmos)、そして4K放送。オーディオビジュアル大変革の年に出現したシンボリックな製品がデノンのAVR-X4100Wである。新フォーマットに余裕の対応を果たしながら、手抜きを許さずデノンファンの期待に違わぬエネルギッシュな力強い音質を実現したのは朗報といえよう。しかも、Audysseyを継続しハイレゾ対応もきめ細かくアップデート。今期随一のハイパフォーマンス機として、すべてのオーディオビジュアルファン要注目の製品である。