[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第107回】もう迷わない! 大幅刷新した「 iTunes 12」を便利に使いこなす方法
■ライブラリの表示形式を使いこなす
バージョンが変わってもインターフェースが刷新されても、ユーザーがまずやるべきことは変わらない。「ミュージック」ブラウザの基本インターフェースにはいくつかの表示形式が用意されているので、好みに応じてどれかを選び、あるいはその場その場での使いやすさに応じて選び分け使い分ける。
▼「マイミュージック」の表示形式
「マイミュージック」の表示形式はウィンドウ上部右のメニューで切り替えられる。用意されているのは以下の通りだ。
●曲|アルバム|アーティスト|作曲者|ジャンル|
それぞれどのような表示形式でどのような場合に使いやすいかは、まあスクリーンショットを見ていただければ伝わるかと思う。
目新しいのは「アルバム」と「アーティスト」の先頭に「最近追加した項目」が用意されたことだろう。いちばん最近に追加(リッピングや購入)された曲/アルバムが新しい順にピックアップされて表示されるだけだが、なかなか便利だ。「プレイリスト」表示のスマートプレイリスト「最近に追加した曲」と役割はかぶるが、便利だからよいとしよう。
▼「曲」表示のカラムブラウザ表示
ライブラリの曲数が何千何万というヘビーユーザーだと「何よりも一覧性がほしい!」という場面も多いだろう。
一覧性や絞り込みの効率性というところに強みを持つのは「曲」表示だ。しかし「曲」表示にしただけではさほど便利ではない。そこにプラスして「カラムブラウザ」表示を呼び出してこそ「曲」表示は力を発揮する。「表示」メニューから「カラムブラウザを表示」を選択、またはcommand+bだ。
これの利点は…まあ見ての通りだ。ぱっと見で「ああ、ジャンルやアーティストやアルバムでパパパッと絞り込んで曲を掘り出していけるんだ」と感じてくれたかと思うが、その通りとしか説明できない。ヘビーユーザーの方であれば説明されるまでもなくすでに使いこなしているだろうし。このカラムブラウザ表示でも見つけにくいような曲は検索機能で掘り出すのがよいだろう。