ドルビーアトモス対応の最新AVアンプを連続レポート
マランツ「SR7009」レビュー【前編】柔軟なSP配置が「アトモス導入」を容易に
■特筆すべきトップ/ハイトスピーカーの設置自由度の高さ
もうひとつ、SR7009が優れ、他に歴然と差を付ける特長がある。それは頭上チャンネルのスピーカーアサインの自由度が抜群に高いことだ。定石通りのトップスピーカー(天井設置)あるいはドルビーイネイブルドスピーカーの設置はもちろん、グラウンドレベル5.1/7.1chのスピーカーサークルの外側に設置した既存のフロントハイト/リアハイトをアトモススピーカーとしてフレキシブルに活用できるのだ。
それらをサークルの内側、つまり頭上のトップスピーカーと組み合わせることはもちろん、既存のフロントハイト/リアハイトをそのままアトモススピーカーとして活用、つまり4基全てがトップスピーカーのサークルの外側にあってもアトモススピーカーとしてちゃんと動作する。これは同価格帯の他社製品にはないSR7009の特長である。
上の表は、SR7009がアサイン可能なトップスピーカーを具体的に示したものだ。まず5・1・2および7・1・2アサイン時には、トップの3つに加えて、フロントハイト/リアハイトを単独で用いることができる。5・1・4および7・1・4アサイン時には、フロントハイトとトップリア、トップフロント/ミドルとリアハイトを組み合わせることができる。なお、フロントバイアンプ時の5・1・2構成も可能だ。
■既存のハイトスピーカーでドルビーアトモス再生を始められる
そして、下の写真(画像1a・1b)は筆者視聴室のリアハイトだが、SR7009なら導入即アトモススピーカーとして活用できる。写真(画像2)は筆者視聴室の主照明(天井埋め込み蛍光灯)でこれをトップスピーカーに置き換えようと当初考えたが、アトモスホームは頭上一列配置を認めない。従ってトップスピーカー設置には天井全体をリフォームしなければならない。その施行のハードル(経費、時間)は高い。筆者に限らずすべてのオーディオビジュアルファンがトップスピーカーの設置に頭を痛めていることだろう。一方で部屋の天井隅にスピーカーを設置することは遥かに容易だ。アトモスシアターへの最も近い大道。マランツSR7009 が今最も注目される理由がそこにある。
今回はSR7009のドルビーアトモス再生について仕様面から分析してみたが、後編では、実際にSR7009を実際に試聴して、サラウンドアンプとして、さらにはHi-Fiアンプとしての能力を検証していく。
もうひとつ、SR7009が優れ、他に歴然と差を付ける特長がある。それは頭上チャンネルのスピーカーアサインの自由度が抜群に高いことだ。定石通りのトップスピーカー(天井設置)あるいはドルビーイネイブルドスピーカーの設置はもちろん、グラウンドレベル5.1/7.1chのスピーカーサークルの外側に設置した既存のフロントハイト/リアハイトをアトモススピーカーとしてフレキシブルに活用できるのだ。
それらをサークルの内側、つまり頭上のトップスピーカーと組み合わせることはもちろん、既存のフロントハイト/リアハイトをそのままアトモススピーカーとして活用、つまり4基全てがトップスピーカーのサークルの外側にあってもアトモススピーカーとしてちゃんと動作する。これは同価格帯の他社製品にはないSR7009の特長である。
上の表は、SR7009がアサイン可能なトップスピーカーを具体的に示したものだ。まず5・1・2および7・1・2アサイン時には、トップの3つに加えて、フロントハイト/リアハイトを単独で用いることができる。5・1・4および7・1・4アサイン時には、フロントハイトとトップリア、トップフロント/ミドルとリアハイトを組み合わせることができる。なお、フロントバイアンプ時の5・1・2構成も可能だ。
■既存のハイトスピーカーでドルビーアトモス再生を始められる
そして、下の写真(画像1a・1b)は筆者視聴室のリアハイトだが、SR7009なら導入即アトモススピーカーとして活用できる。写真(画像2)は筆者視聴室の主照明(天井埋め込み蛍光灯)でこれをトップスピーカーに置き換えようと当初考えたが、アトモスホームは頭上一列配置を認めない。従ってトップスピーカー設置には天井全体をリフォームしなければならない。その施行のハードル(経費、時間)は高い。筆者に限らずすべてのオーディオビジュアルファンがトップスピーカーの設置に頭を痛めていることだろう。一方で部屋の天井隅にスピーカーを設置することは遥かに容易だ。アトモスシアターへの最も近い大道。マランツSR7009 が今最も注目される理由がそこにある。
今回はSR7009のドルビーアトモス再生について仕様面から分析してみたが、後編では、実際にSR7009を実際に試聴して、サラウンドアンプとして、さらにはHi-Fiアンプとしての能力を検証していく。