機能や画質、音質を徹底比較
ガチンコ対決!パイオニア「BDP-LX88」vs OPPO「BDP-105DJP」
■「BDプレーヤー」を選ぶメリットとは
あえてBDプレーヤーを選ばなくても、録画と再生を両方こなすBDレコーダーの方が良いのではと考えている人に向けて、あえてプレーヤーを選ぶ理由を書いておこう。
レコーダーかプレーヤーかを決める際、まずは視聴スタイルが重要なカギを握る。リビングでテレビにつなぎ、ときどきBDソフトを見るという環境ならBDレコーダーを選ぶのを迷う余地はない。
一方、大画面とサラウンドシステムを導入したホームシアター環境はどうか。フラグシップ級のBDレコーダーを選ぶというのもありだが、その場合はやはりBDプレーヤーのハイグレードモデルを導入するのが基本だろう。今回の視聴で明らかになったように、特に、ポテンシャルの高い4Kディスプレイと組み合わせる場合、再生機の性能が画質、音質の両方で大きくものを言う。さらに、クオリティだけでなく使い勝手の点でもプレーヤーを選ぶのが順当で、特に音楽を聴く機会が多いなら迷う余地はないと言っていい。BDの画質と音質を突き詰めたときに行き着くのが、今回視聴した2機種に代表されるハイグレードのBDプレーヤーなのだ。
最後に、それぞれの機種との組み合わせにお薦めの環境を挙げておこう。パイオニアのBDP-LX88は、4Kプロジェクターを含むハイエンドの映像機器やオーディオシステムとの組み合わせに向く。一方、OPPOのBDP-105DJPは4KテレビやミドルクラスのフルHDプロジェクターとの組み合わせで真価を発揮するはずだ。また、USB-DACやヘッドホン出力を搭載するなど、1台で様々なソースを楽しみたいユーザーにもお薦めだ。