【特別企画】家庭の危機も4Kが解決
「ひかりTV 4K」を編集部員が自宅試用【後編】4Kと暮らした毎日を1週間連続レポート
■3日目:グラビアアイドルの4K映像に見入っていたら…
昨日は無料コンテンツの視聴だけで終わってしまったので、有料コンテンツを購入するとどうなるのかを確かめてみる…という建前で「4Kの女神」を購入。ちなみに仕事で帰宅が遅くなった関係で妻は先に就寝している。チャンスである。
海や青空の美しさ、衣装の質感、そして何より瑞々しい肌など、グラビアアイドルの艶かしい魅力が4Kだとより際立って見える。「なるほどコレはけしからんですなぁ…」などと画面に見入っていると背後に人の気配。起きてきた妻に発見されてしまった。ピンチである。
慌てる記者。だが、妻は「4Kだとこんなに見えちゃうの!?」「他にはどんなアイドルのやつがある? あ、そっちのコのほうが観たい」とノリノリのコメント。漢(オトコ)である。家庭崩壊の危険を4Kの高画質に救われた。
■4日目:「理系あるある」を4Kで体験
この日は、ひかりTV制作のオリジナル4Kドラマ「理系の人々」をチェック。以前に行われた完成報告会見(関連ニュース)で「大規模建築物やハイテクな精密機器、顕微鏡を通して観る微生物の様子など、4Kの高精細さを活かせるような映像も意識した」という説明があったが、なるほど、確かにその言葉を実感できる内容になっている。
なお、取材時点ですでに13話まで進んでいたが、見放題対象プランに加入しているため基本料金内で何度でも視聴可能。気軽に全話を視聴できる。
また、連続ドラマではあるものの基本的には1話完結のエピソードなので、どの回から見てもまったく問題ない。「理系あるある」をテーマにしたドラマということだったが、“ド”がつく文系の自分にも楽しめる内容だ。
■5日目:4Kをより身近に感じられる番組を発見
特に目的を持たず作品リストを眺めていたら「行ってみたい!動物園&水族館 サンシャイン水族館」なる4K作品を発見。実は記者はサンシャイン水族館の年間チケット購入者でもあるのだが、実際に見知った場所や生き物がテーマになっていると、4Kがより身近に感じられる。「行ってみたい!動物園&水族館」シリーズはほかにも旭山動物園や上野動物園などいくつかあり、動物たちの体の模様・柄、毛並なども4Kだから鮮明に確認できる。動物園や水族館では檻などがあってここまで確認するのは難しいため、4Kはこうした部分でもメリットがあると感じた。
そのほかの作品を色々と探してみると、バラエティ番組にも意外と4K作品が用意されていることに気づく。映画やドラマ、ドキュメンタリーだけでなく、バラエティ番組で4Kはどう活かされるのかを確かめるべく、バナナマンが出演する「バナナステーキ」を再生してみた。
この番組は北海道旅行の道中を映したバラエティで、メインカメラが4K、ドライブ中の車内の様子は通常のHDカメラという構成。HD映像と4K映像の差はやはり大きく、4Kの高画質さを改めて実感する。番組中でバナナマン自身も「俺たちを4Kで撮るの(笑)?」とコメントしていたように、バラエティ番組と4Kの相性はまだよくわからない部分もあるのだろうが、「4Kが当たり前」になるであろう将来のため、先行して取り組んでいる点に好感を抱いた。