【特別企画】家庭の危機も4Kが解決
「ひかりTV 4K」を編集部員が自宅試用【後編】4Kと暮らした毎日を1週間連続レポート
NTTぷららが運営する「ひかりTV」がスタートさせた日本初の商用4Kビデオ・オン・デマンド(VOD)サービス「ひかりTV 4K」。前回(関連記事)は編集部記者が同サービスを導入するまでの過程とハンドリングを中心にレポートしたが、今回は「4K VODのある生活」を記者がどんなふうに過ごしたかをお届けしたい。実際に4K VODと過ごした一週間を見てもらい、サービスの概要を知っていただけたら幸いだ。
■1日目:自宅に4Kテレビを設置 ‐ ひかりTV開通にもあっさり成功
ひかりTV 4K対応チューナーを内蔵したシャープの4K対応テレビ「AQUOS UD20ライン」が自宅に到着。テレビを入れ替えるついでにテレビラック裏を大掃除。ホコリをかぶった500円玉を発見し、小さな幸せを感じながらテレビを設置。
地デジ、BS/110度CSとも無事に受信できたことを確認した後、背面のLAN端子へLANケーブルを挿しこむ。そしてアクオスのホーム画面を見ると…「ひかりカエサル」のアイコンを発見。そこからひかりTVへ進み初期設定を行っていく。アイコンもすぐに見つかったし、初期設定もガイダンスにしたがうだけで、あっけないほど簡単に終了してしまった。
そして映しだされた「ひかりTV」のホーム画面。4K専用メニューも用意されており、今回の目的である4Kコンテンツにもすぐに辿り着けた。作品数がどれくらいあるのか、UIはどうなっているのかなどをチェックしているうち、いつの間にか30分ほど経過していた。しかし「いつも見ている番組が始まるんだけど…」という家族からのプレッシャーにより、チャンネルを地上波に戻す。ひかりTV 4Kの本格的な視聴は明日以降にとっておくことにしよう。
■2日目:無料コンテンツを中心に4K作品の品揃えをチェック
ひかりTV 4Kをいよいよ本格的にチェック。グラビアアイドルの4K映像「4Kの女神」を真っ先に再生するのは、もう男としてはしかたないことだろう。しかし選んだのは短くまとめられたプロモーション映像。正式版は有料(1話108円)とのことで、購入ボタンをそのまま押しそうになったが、ドアの外に妻の気配を感じてとっさに回避。危ないところだった。
そして「理系の人々」第1話や「陸上自衛隊 富士総合火力演習」など、家族がいても安心な(?)無料ビデオをたてつづけに再生。前回の記事でもレポートしたように、どの作品も4Kらしさを感じさせる構成になっており、風に揺れる木々の葉や飛び散る水しぶきなど、細かな部分も高精細に描いている。これには一緒に見ていた家族も4Kの美しさを実感している様子。
なお、上に挙げた作品はいずれも無料で体験できるもの。そのほかにも、取材時点で49本の無料作品が用意されており、それらをチェックしていくだけでもなかなか楽しめた。4KとフルHDの両方で提供されているものもあり、それらを「マイビデオ」に登録しておき、連続再生して比べてみると4Kの高画質さは一目瞭然だ。