音質や機能向上、4Kテレビ&ゲームとの相性まで
アップデートで使い勝手がさらに向上。ECLIPSE「TD-M1」“現在の実力”を検証
【Part.2】折原一也が徹底検証
TD-M1を4Kテレビ&据え置き型ゲーム機と組み合わせて
テレビ番組や最新ゲームのサウンドをとことん楽しむ
■ECLIPSE「TD-M1」を4Kテレビと組み合わせる
192kHz/24bitのハイレゾ対応のワイヤレススピーカー「TD-M1」は、ボディにクラスDアンプとWi-Fi/DLNA/AirPlay対応のプレイヤーまでを内蔵した、単独でHi-Fiオーディオとして活用できるアクティブスピーカーだ。昨年2月の発売以来、そのサウンドと機能性で圧倒的な評価を獲得した。
TD-M1の入力インターフェースは、PCオーディオ用のUSB-B端子、iOSデバイス向けのUSB-A端子に加えて、ステレオミニ端子による外部機器からのアナログ・オーディオ入力も備えている。今回紹介したいのは、このTD-M1をハイレゾオーディオ再生だけではなく、薄型テレビの”音”のアップグレードとして活用する方法だ。
近年、TD-M1をはじめとしたアクティブスピーカーの購入動機に、「テレビの音を良くしたい」という要望が根強くある。TD-M1が普段のテレビ視聴はもちろんのこと、筆者の趣味でもあるゲームにおいてどのようなサウンドを聴かせてくれるのか、そして使い勝手はどうなのか、自宅に持ち込んで検証してみた。
■4Kレグザ「50Z10X」とステレオミニケーブルで接続
まずはTD-M1と筆者宅の4Kテレビである東芝“REGZA”「50Z10X」を接続してみよう。
TD-M1に外部機器からアナログ音声を入力には、3.5mmステレオミニ入力(AUX-IN端子)を利用する。テレビのヘッドホン出力端子をここに直結するだけで接続は終了だ。ちなみに50Z10Xの場合、設定メニューから「音声設定」→「ヘッドホーン/音声出力設定」と選択して、「出力モード」を「外部スピーカー出力モード」に切り替えておく。このモードではボリューム可変を選択することもできるが、今回は「固定出力モード」にしてTD-M1側でボリュームを調整を行うようにした。TD-M1と50Z10Xの接続ができたら、入力切り替えは本体の電源ボタンをタッチするだけでいい。
いざTD-M1でテレビの音声を聞いてみると、その実力が遺憾なく発揮される。例えばHDDに録画してあった歌番組『SONGS「Mr.Children 〜心を打つ歌、そして言葉〜」』を再生すると、およそテレビ放送に収録されたAAC音声とは思えないハイクオリティなサウンドを聴かせてくれる。
TD-M1のサウンドの特長は精緻な空間再現と定位感の良さにあるが、ボーカルはテレビの画面センターにピタリと定位。バンド演奏の空間のスケール感は、50インチの画面以上の立体感をもたらす。TD-M1は寸法にして155W×219D×242Hという小ぶりなスピーカーだが、低音も50インチの50Z10Xの内蔵スピーカーよりずっとパワフルだ。
実のところ50Z10X本体のスピーカーは、個人的には薄型テレビの内蔵スピーカーとしてはかなり満足しているのだが、TD-M1はまさに別次元。TD-M1で聴くとニュース番組の音声も聞き取りやすくなるし、番組中のBGMでさえも十分“音楽”として楽しめてしまうほどにクリアに聴かせてくれる。ちょっと贅沢な使い方かもしれないが、4Kテレビの高画質に見合うサウンドを手に入れるために投資する価値は間違いなくある。
ちなみにTD-M1は昨年12月にアップデートが実施され、テレビと組み合わせて使う際に便利な機能として、アナログ音声入力のオートパワーオン/オフにも対応(従来はUSB-BとWi-Fiのみオートパワー対応だった)。これによりテレビの電源のオン/オフと連動してTD-M1の電源もオン/オフされる。音質だけでなく使い勝手の面でも、TD-M1をテレビ用スピーカーとしてお薦めできる。
TD-M1を4Kテレビ&据え置き型ゲーム機と組み合わせて
テレビ番組や最新ゲームのサウンドをとことん楽しむ
■ECLIPSE「TD-M1」を4Kテレビと組み合わせる
192kHz/24bitのハイレゾ対応のワイヤレススピーカー「TD-M1」は、ボディにクラスDアンプとWi-Fi/DLNA/AirPlay対応のプレイヤーまでを内蔵した、単独でHi-Fiオーディオとして活用できるアクティブスピーカーだ。昨年2月の発売以来、そのサウンドと機能性で圧倒的な評価を獲得した。
TD-M1の入力インターフェースは、PCオーディオ用のUSB-B端子、iOSデバイス向けのUSB-A端子に加えて、ステレオミニ端子による外部機器からのアナログ・オーディオ入力も備えている。今回紹介したいのは、このTD-M1をハイレゾオーディオ再生だけではなく、薄型テレビの”音”のアップグレードとして活用する方法だ。
近年、TD-M1をはじめとしたアクティブスピーカーの購入動機に、「テレビの音を良くしたい」という要望が根強くある。TD-M1が普段のテレビ視聴はもちろんのこと、筆者の趣味でもあるゲームにおいてどのようなサウンドを聴かせてくれるのか、そして使い勝手はどうなのか、自宅に持ち込んで検証してみた。
■4Kレグザ「50Z10X」とステレオミニケーブルで接続
まずはTD-M1と筆者宅の4Kテレビである東芝“REGZA”「50Z10X」を接続してみよう。
TD-M1に外部機器からアナログ音声を入力には、3.5mmステレオミニ入力(AUX-IN端子)を利用する。テレビのヘッドホン出力端子をここに直結するだけで接続は終了だ。ちなみに50Z10Xの場合、設定メニューから「音声設定」→「ヘッドホーン/音声出力設定」と選択して、「出力モード」を「外部スピーカー出力モード」に切り替えておく。このモードではボリューム可変を選択することもできるが、今回は「固定出力モード」にしてTD-M1側でボリュームを調整を行うようにした。TD-M1と50Z10Xの接続ができたら、入力切り替えは本体の電源ボタンをタッチするだけでいい。
いざTD-M1でテレビの音声を聞いてみると、その実力が遺憾なく発揮される。例えばHDDに録画してあった歌番組『SONGS「Mr.Children 〜心を打つ歌、そして言葉〜」』を再生すると、およそテレビ放送に収録されたAAC音声とは思えないハイクオリティなサウンドを聴かせてくれる。
TD-M1のサウンドの特長は精緻な空間再現と定位感の良さにあるが、ボーカルはテレビの画面センターにピタリと定位。バンド演奏の空間のスケール感は、50インチの画面以上の立体感をもたらす。TD-M1は寸法にして155W×219D×242Hという小ぶりなスピーカーだが、低音も50インチの50Z10Xの内蔵スピーカーよりずっとパワフルだ。
実のところ50Z10X本体のスピーカーは、個人的には薄型テレビの内蔵スピーカーとしてはかなり満足しているのだが、TD-M1はまさに別次元。TD-M1で聴くとニュース番組の音声も聞き取りやすくなるし、番組中のBGMでさえも十分“音楽”として楽しめてしまうほどにクリアに聴かせてくれる。ちょっと贅沢な使い方かもしれないが、4Kテレビの高画質に見合うサウンドを手に入れるために投資する価値は間違いなくある。
ちなみにTD-M1は昨年12月にアップデートが実施され、テレビと組み合わせて使う際に便利な機能として、アナログ音声入力のオートパワーオン/オフにも対応(従来はUSB-BとWi-Fiのみオートパワー対応だった)。これによりテレビの電源のオン/オフと連動してTD-M1の電源もオン/オフされる。音質だけでなく使い勝手の面でも、TD-M1をテレビ用スピーカーとしてお薦めできる。
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