【特別企画】スマホで買った音源も自動ダウンロード
これぞ本来あるべき姿! e-onkyoハイレゾを自動DLするQNAPのオーディオNASが便利
■購入から自動ダウンロードまでの流れを実際に検証する
購入から自動ダウンロードまでの流れを実際に見ていこう。今回はiPad miniで音源を購入し、2TBのハードディスクを組み込んだHS-210-ONKYOにダウンロードされるまでの動作を検証した。
e-onkyo musicのモバイルサイトはアルバムの検索機能や購入済み音源の一覧がシンプルな画面に表示され、操作はとてもわかりやすい。ログイン後にアルバムを選んで購入するプロセスはパソコンとほとんど同じだが、慣れるとパソコンより速いかもしれない。今回はランキング上位の「ハイレゾで聴くブルーノート」を購入した。
購入後、アプリの登録画面で設定した時間が経過した時点で、NASへのダウンロードが特に前触れもなく自動的にスタートする。なんのアクションもしていないので不思議な感じもするが、自動ダウンロードというのは本来そういうものだ。就寝前に購入して夜中にダウンロードという状況もあるだろうから、点滅やアラートがないのはむしろ好ましい。
ダウンロード時間は音源の容量とネット環境で決まるが、e-onkyo musicのサーバーは安定していて、アルバム1枚分で10分もかからないことが多い。もちろん始まったときと同様、ダウンロード完了後も通知音などはまったく鳴らない。
e-onkyo musicは音源の購入から30日間データをダウンロードすることができるため、購入履歴にその期間内の音源がある場合は、最初の接続時にそれらの音源も一括してNASにダウンロードされる。履歴のなかから特定の音源だけを選ぶなどの機能は用意されていないが、2回めの更新以降は新規購入分だけがダウンロードされるので重複する心配はない。また、WAVやFLAC以外にDSD音源のネットワーク再生にも対応している点はHS-210と同様で、自動ダウンロードも問題なく動作する。
なお、iPad miniでも購入済み音源の一覧画面には「ダウンロード」アイコンが表示されるが、iOS機器の場合はここをタッチしないように注意したい。取材中に「iOSではダウンロードはできません」という注意書きを見落として操作してしまったが、もちろん端末へのダウンロードは始まらず、しばらくして気付いた次第だ。
HS-210-ONKYOの音質はベースモデルのHS-210とまったく同じと考えていい。今回はSeagate製ドライブを使ったためか、本体に近付くとHDDのモーター音が聞こえてくるが、ソフト系インシュレーターを挿入して振動を抑えると格段に静かになった。本体がファンレスだと、そうしたピュアオーディオのアプローチが効果を発揮するのでぜひ試してほしい。余裕のあるレンジ感や見通しの良い空間描写など、ハイレゾ音源のメリットを存分に引き出すことができた。
HS-210-ONKYOが実現する、スマホやタブレットでアルバムを選んで購入し、ダウンロードはNASにすべておまかせというスタイルはとても快適だ。これこそ本来あるべき姿だと思う。これまで普通に使っていたパソコンのインターフェースはやはり制約が多く、音楽を楽しむこととは無関係な操作はいかにも煩わしい。
購入場所や入手方法に関係なく、一度買った音源は自宅のサーバーに自動的にダウンロードされるシステムは、音質にこだわる音楽ファンにとって理想の環境の一つだ。ポータブル機器やカーオーディオなど再生機器の性能に応じて最適な形式で音源が自動的にリンクされるようになれば、さらに利便性は高まる。いずれその方向に向かって欲しい。また、e-onkyo musicの配信サイトでも今回の自動ダウンローダーが利用できるようになることにも期待したい。
購入から自動ダウンロードまでの流れを実際に見ていこう。今回はiPad miniで音源を購入し、2TBのハードディスクを組み込んだHS-210-ONKYOにダウンロードされるまでの動作を検証した。
e-onkyo musicのモバイルサイトはアルバムの検索機能や購入済み音源の一覧がシンプルな画面に表示され、操作はとてもわかりやすい。ログイン後にアルバムを選んで購入するプロセスはパソコンとほとんど同じだが、慣れるとパソコンより速いかもしれない。今回はランキング上位の「ハイレゾで聴くブルーノート」を購入した。
購入後、アプリの登録画面で設定した時間が経過した時点で、NASへのダウンロードが特に前触れもなく自動的にスタートする。なんのアクションもしていないので不思議な感じもするが、自動ダウンロードというのは本来そういうものだ。就寝前に購入して夜中にダウンロードという状況もあるだろうから、点滅やアラートがないのはむしろ好ましい。
ダウンロード時間は音源の容量とネット環境で決まるが、e-onkyo musicのサーバーは安定していて、アルバム1枚分で10分もかからないことが多い。もちろん始まったときと同様、ダウンロード完了後も通知音などはまったく鳴らない。
ハイレゾ音源購入からダウンロードまでの流れ |
e-onkyo musicは音源の購入から30日間データをダウンロードすることができるため、購入履歴にその期間内の音源がある場合は、最初の接続時にそれらの音源も一括してNASにダウンロードされる。履歴のなかから特定の音源だけを選ぶなどの機能は用意されていないが、2回めの更新以降は新規購入分だけがダウンロードされるので重複する心配はない。また、WAVやFLAC以外にDSD音源のネットワーク再生にも対応している点はHS-210と同様で、自動ダウンロードも問題なく動作する。
なお、iPad miniでも購入済み音源の一覧画面には「ダウンロード」アイコンが表示されるが、iOS機器の場合はここをタッチしないように注意したい。取材中に「iOSではダウンロードはできません」という注意書きを見落として操作してしまったが、もちろん端末へのダウンロードは始まらず、しばらくして気付いた次第だ。
HS-210-ONKYOの音質はベースモデルのHS-210とまったく同じと考えていい。今回はSeagate製ドライブを使ったためか、本体に近付くとHDDのモーター音が聞こえてくるが、ソフト系インシュレーターを挿入して振動を抑えると格段に静かになった。本体がファンレスだと、そうしたピュアオーディオのアプローチが効果を発揮するのでぜひ試してほしい。余裕のあるレンジ感や見通しの良い空間描写など、ハイレゾ音源のメリットを存分に引き出すことができた。
HS-210-ONKYOが実現する、スマホやタブレットでアルバムを選んで購入し、ダウンロードはNASにすべておまかせというスタイルはとても快適だ。これこそ本来あるべき姿だと思う。これまで普通に使っていたパソコンのインターフェースはやはり制約が多く、音楽を楽しむこととは無関係な操作はいかにも煩わしい。
購入場所や入手方法に関係なく、一度買った音源は自宅のサーバーに自動的にダウンロードされるシステムは、音質にこだわる音楽ファンにとって理想の環境の一つだ。ポータブル機器やカーオーディオなど再生機器の性能に応じて最適な形式で音源が自動的にリンクされるようになれば、さらに利便性は高まる。いずれその方向に向かって欲しい。また、e-onkyo musicの配信サイトでも今回の自動ダウンローダーが利用できるようになることにも期待したい。