[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第120回】あの銘機が2,980円で復活!? パラゴン風ペーパークラフト「iHorn Paragon」を作ってみた
■スマホ用パッシブスピーカースタンドとは?
さて、前回当連載でお届けした「第119回:iPhoneの音質は"持ち方"だけでこんなに変わる!」では、「iPhoneの持ち方によってその音質等を調整できる」ということを改めて確認した。アレな部分を省いて核心だけ抜き出すと、「iPhoneのスピーカー開口部から放出される音や筐体背面から放射される音を手のひらでうまく反射させたり包み込んで響かせたりすると、音質や音量や定位を変化させることができる」という話だったわけだが…。
しかしもちろん、特に音質と音量については「それは我々が2000年前に通過した場所だッッ!」という先人は存在し、そしてそれを生かした製品も多く販売されている。つまりiPhone等のスピーカーから放出された音を(手のひらではなく)何かしらの空間に響かせたり効率よく放射したりすることで音質音量を改善増幅させるアイテムというものが販売されているのだ。
これらの製品は「音を増幅するiPhoneスタンド」とか「スマホ用パッシブスピーカー」みたいな呼び方をされているが、その理屈はおおよそ前述の通り。スピーカーでパッシブというと「アンプ回路を搭載していない非アクティブ型、つまりパワードではない普通のスピーカー」を指すのが普通だが、この場合は意味が異なることには注意しておいてほしい。まあとにかく、「電源も接続も不要でスマホを置くだけで音質や音量を改善増幅させられるお手軽スピーカー」というアイテムだ。
だがしかし先日、その「お手軽」の部分をきれいさっぱり無視したスピーカースタンドが登場したことは、当サイト等のニュースをチェックしている方であれば目に留まっていたのではないだろうか。それがこちら「JBL PARAGON D44000 1/13ミニチュアモデル」だ(関連ニュース)。
超名門オーディオブランドの歴史に残る超名機にして超巨大スピーカーシステム「PARAGON D44000」を記念するミニチュアであるのと同時に、それに飽き足らずスピーカースタンドとしての機能までも組み込んだ逸品。ホワイトメタル製の重厚かつ精密な造りであり、それを反映して税抜4万4,000円というお値段だ。
しかも「PARAGON D44000」の国内正規輸入販売開始時の価格にちなんで168台限定販売。1965年当時の168万円っていまの感覚で言うといったいどれだけ高価なのかと…。
いずれにせよ、この手の「スマホ用パッシブスピーカースタンド」の効果のほどは当連載としても試しておいてみた方がよいかもしれない。ここは景気よく自腹で試してしまおう。よし発注だ!来いよパラゴン!
…あれ!?
さて、前回当連載でお届けした「第119回:iPhoneの音質は"持ち方"だけでこんなに変わる!」では、「iPhoneの持ち方によってその音質等を調整できる」ということを改めて確認した。アレな部分を省いて核心だけ抜き出すと、「iPhoneのスピーカー開口部から放出される音や筐体背面から放射される音を手のひらでうまく反射させたり包み込んで響かせたりすると、音質や音量や定位を変化させることができる」という話だったわけだが…。
しかしもちろん、特に音質と音量については「それは我々が2000年前に通過した場所だッッ!」という先人は存在し、そしてそれを生かした製品も多く販売されている。つまりiPhone等のスピーカーから放出された音を(手のひらではなく)何かしらの空間に響かせたり効率よく放射したりすることで音質音量を改善増幅させるアイテムというものが販売されているのだ。
これらの製品は「音を増幅するiPhoneスタンド」とか「スマホ用パッシブスピーカー」みたいな呼び方をされているが、その理屈はおおよそ前述の通り。スピーカーでパッシブというと「アンプ回路を搭載していない非アクティブ型、つまりパワードではない普通のスピーカー」を指すのが普通だが、この場合は意味が異なることには注意しておいてほしい。まあとにかく、「電源も接続も不要でスマホを置くだけで音質や音量を改善増幅させられるお手軽スピーカー」というアイテムだ。
だがしかし先日、その「お手軽」の部分をきれいさっぱり無視したスピーカースタンドが登場したことは、当サイト等のニュースをチェックしている方であれば目に留まっていたのではないだろうか。それがこちら「JBL PARAGON D44000 1/13ミニチュアモデル」だ(関連ニュース)。
超名門オーディオブランドの歴史に残る超名機にして超巨大スピーカーシステム「PARAGON D44000」を記念するミニチュアであるのと同時に、それに飽き足らずスピーカースタンドとしての機能までも組み込んだ逸品。ホワイトメタル製の重厚かつ精密な造りであり、それを反映して税抜4万4,000円というお値段だ。
しかも「PARAGON D44000」の国内正規輸入販売開始時の価格にちなんで168台限定販売。1965年当時の168万円っていまの感覚で言うといったいどれだけ高価なのかと…。
いずれにせよ、この手の「スマホ用パッシブスピーカースタンド」の効果のほどは当連載としても試しておいてみた方がよいかもしれない。ここは景気よく自腹で試してしまおう。よし発注だ!来いよパラゴン!
…あれ!?