<山本敦のAV進化論 第49回>
iPhone等でどこでもテレビ視聴 − 進化したSlingbox「M1」を使ってみた
Sling Mediaからテレビ番組の遠隔視聴を可能にするメディアアダプター「Slingbox」の新モデルが約2年ぶりに発売される(関連ニュース)。今回はその「Slingbox M1」をハンドリングし、使い勝手を検証してみたい。
Slingboxは、自宅のテレビやレコーダーのチューナーで受信している映像をインターネット経由でリモート再生(NexTV-Fのリモート視聴と区別するため、本稿では以後、Slingbox M1によるテレビ番組の遠隔視聴機能を「リモート再生」と呼ぶ)をできるようにするメディアアダプターだ。
国内AVメーカーの現行BDレコーダー中上位機種にはおおむね「リモート視聴」機能が搭載された。それぞれ機能名は違うが、基本的には次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)による「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件」に沿った「リモート視聴」機能を搭載している。
Slingboxが実現する遠隔視聴機能はこれとまったく異なる独自のものであり、レコーダーなどの機器とは別に本機が必要になるが、一方でNexTV-Fの「リモート視聴」の枠組みではできないことができたりもする。そもそもインターネット接続はできないが、HDMI端子は搭載しているというレコーダーにも、リモート再生機能を後付けできるところが大きなポイントになる。
新製品の「M1」が、昨年発売された「Slingbox 350」と比べて進化したポイントについて、本機のセットアップ方法から順に見ていきたい。
■スマホやタブレットがあればPCレスで初期設定が可能
はじめに、従来の「350」では本体の初期セットアップにパソコンが必要だったが、「M1」ではスマホ・タブレットに専用アプリ「SlingPlayer」があれば導入が可能になった。
アプリは有料で、iOS版が1,800円、Android版が1,099円。iOS版は先日まで1,500円で販売されていたが、4月3日のAppStore全アイテムの一斉値上げにより、Android版とずいぶん価格差が出てしまった感がある。
もっとも従来からのパソコンによるセットアップも非常に簡単だった。その詳細については本連載の6回目で詳しく触れているので、今回のレポートと比較しながら、PCとスマホのどちらでセットアップするのがよいか検討いただきたい。
Slingboxは、自宅のテレビやレコーダーのチューナーで受信している映像をインターネット経由でリモート再生(NexTV-Fのリモート視聴と区別するため、本稿では以後、Slingbox M1によるテレビ番組の遠隔視聴機能を「リモート再生」と呼ぶ)をできるようにするメディアアダプターだ。
国内AVメーカーの現行BDレコーダー中上位機種にはおおむね「リモート視聴」機能が搭載された。それぞれ機能名は違うが、基本的には次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)による「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件」に沿った「リモート視聴」機能を搭載している。
Slingboxが実現する遠隔視聴機能はこれとまったく異なる独自のものであり、レコーダーなどの機器とは別に本機が必要になるが、一方でNexTV-Fの「リモート視聴」の枠組みではできないことができたりもする。そもそもインターネット接続はできないが、HDMI端子は搭載しているというレコーダーにも、リモート再生機能を後付けできるところが大きなポイントになる。
新製品の「M1」が、昨年発売された「Slingbox 350」と比べて進化したポイントについて、本機のセットアップ方法から順に見ていきたい。
■スマホやタブレットがあればPCレスで初期設定が可能
はじめに、従来の「350」では本体の初期セットアップにパソコンが必要だったが、「M1」ではスマホ・タブレットに専用アプリ「SlingPlayer」があれば導入が可能になった。
アプリは有料で、iOS版が1,800円、Android版が1,099円。iOS版は先日まで1,500円で販売されていたが、4月3日のAppStore全アイテムの一斉値上げにより、Android版とずいぶん価格差が出てしまった感がある。
もっとも従来からのパソコンによるセットアップも非常に簡単だった。その詳細については本連載の6回目で詳しく触れているので、今回のレポートと比較しながら、PCとスマホのどちらでセットアップするのがよいか検討いただきたい。