高い完成度でVODの常識を変えるか?
【レビュー】Netflixを試す。4Kも充実、リモコンでもスマホでも快適操作
■Netflixの設定は非常にかんたん
Netflixを視聴できる機器はとても多い。据え置き機器では、対応のスマートテレビはもちろん、PlayStation、Xbox、Chromecast、AppleTV、対応BDプレーヤーで視聴が行える。
またモバイル機器では、iOS機器、Android機器、Windowsスマホ/タブレットに対応。さらにPCからNetflix.jpにアクセスして視聴することもできる。
今回のテストのために用意したテレビは、4Kテレビ2機種、フルHDテレビ1機種。4Kテレビはパナソニック“VIERA”「TH-55CX800」と東芝“REGZA”「55J20X」、フルHDテレビは同じく“REGZA”「43J10」を用意した。いずれもリモコンの目立つ場所に、白地に赤文字のNETFLIXボタンを備え、Netflixをダイレクトに起動できる。
今回はパナソニックと東芝を使ったが、そのほかシャープやLGもNETFLIXボタンを搭載したテレビを発売している。なお、NETFLIXボタンがなければ同サービスを利用できないというわけでは、もちろんない。以前のテレビでもアップデートなどによりサービスを利用できるものが多数存在する。
さて、テレビにLANケーブルを接続し、リモコンのNetflixボタンを押すと、黒バックに赤いNETFLIXロゴが即座に表示され、ものの数秒でログイン画面が現れる。会員登録時に入力したメールアドレスとパスワードを入れると、すぐにログインが完了する。
まず最初に表示されるのは、いくつものコンテンツの中から、好きなものを3つまで選ぶ画面。この画面でユーザーの嗜好をある程度つかみ、その後のコンテンツリコメンドに役立てる仕組みだ。
3つ選んで「次へ」ボタンを押すと、Netflixのホーム画面が現れる。とは行っても、いわゆる「ホーム画面然としたホーム画面」ではない。表示されるのはコンテンツのサムネイルとカテゴリーのみで、各カテゴリーでリモコンの右カーソルキーを押しっぱなしにすると、非常に高速にタイトルが切り替わっていく。動作にもたつきは全く感じられず、キビキビと動作する。
ここで選んだコンテンツのタイトルやあらすじなどの情報が画面上に表示される。また、この画面に「HD」「ULTRA HD 4K」といった画質を示すアイコン、さらにサラウンドであるかどうかがわかる「5.1」アイコンも表示され、4KかHDかを識別できる。
さらにリモコンの決定キーでコンテンツを選ぶと、もう少し詳しいキャストやスタッフの情報が表示される。さらにこの画面から、海外ドラマであればエピソードのリスト画面、音声/字幕の設定画面などへ遷移することが可能。マイリストへの追加はこの画面でワンボタンで行えるほか、☆印の評価も行うことができる。