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高い完成度でVODの常識を変えるか?

【レビュー】Netflixを試す。4Kも充実、リモコンでもスマホでも快適操作

公開日 2015/09/02 18:16 編集部:風間雄介
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視聴時に可能なトリックプレイ

視聴中には、スキップボタンや早送り/早戻しボタンも利用可能。また再生を一時停止してからカーソルキーの下を押すと、音声や字幕を設定することもできる。

停止中に下画面を押すと音声や字幕をその場で変更できる

スキップボタンを2度押しすると、シークバーの上にシーンのサムネイルが表示され、それを確認しながら、見たいシーンへ移動できる。

スキップボタンを2度押しするとシークバーの上にシーンのサムネイルが表示される

一時停止時にはタイトルが表示される

ただし、このサムネイルは、単に単位時間ごとに区切ったシーンの画面であり、同じ構図の映像が続く場面では、同じようなサムネイルがいくつも並ぶことになり、あまり意味がない。

また、いくつかの映画やドラマで確認したが、チャプター情報は用意されていないようで、人間が設定したチャプター単位でスキップすることはできない。このあたりは残念なポイントだ。

さらに、早送りは最大3倍までのようで、これもたとえば5倍、10倍でサーチできるようになると、より使い勝手が高まるだろう。

コンテンツ検索はテレビリモコンでも快適

Netflixは日本で提供しているコンテンツ数についてアナウンスしていないが、ホーム画面やリコメンドだけでは、全てのコンテンツを探すことができないのは自明。こういったときに欠かせないのが検索機能だ。

コンテンツ検索を行う際、テレビのリモコンでは文字が入力しづらく、使い物にならないサービスが多いのだが、Netflixはこの部分が非常に良く出来ている。

たとえば「クリント・イーストウッド」で検索したいときは、「イー」と入力すると、瞬時に「イー」が含まれる俳優や監督などの名前が表示される。「イース」まで入れると、さらに絞り込まれる。いわゆるインクリメンタルサーチだが、これが、まさに瞬時に動作するため、最小の文字入力で目的のワードにたどり着ける。

「すこせ」と入れると「マーティン・スコセッシ」まで絞り込める

マーティン・スコセッシ関連作品

「文字入力はスマホで行った方が早い」というのは、この種のサービス関係者がよく口にする言葉で、それは確かにその通りなのだが、すべてテレビのリモコンで快適に済ませられたら、それに越したことはない。頻繁に使用する検索機能をここまで洗練されたものに仕上げているあたり、さすがに世界一のサービスだと実感させられた。

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